辛い思い出との訣別へ
「自分を変えるにはどうすれば良いか…、どうすれば心を解放できるのだろうか」と、悩んでいた時期がありました。それは新しく配属された現場で起きた、あるトラブルが原因でした。
原因は商流が上の管理者のせい
新しい現場で心機一転、頑張ろうと気合をいれて出社したものの、そこにいたのはパワハラ、モラハラ当たり前の管理者でした。その管理者と同じ会社のメンバーも、同じようにパワハラ、モラハラをするメンバーでした。
サーバを管理する仕事なのに、手順書もなければチェックシートもない、聞いてもまともに教えてくれないが連日続き、毎日終電またはホテルでまともに帰らせてもらえない。
そして毎日、怒鳴り散らされる…。自分の会社に改善要求をしたら営業から、「単価いいから仕方がないよね」と相手されませんでした。
それから退職を決意し、現場でお世話になった人に退職の挨拶をしたら商流を一つ飛ばしてしまったらしく、そのパワハラ管理者が激怒。会社からは有給消化はダメだと言われ、結局最終日まで働くことになってしまったのです。
そして最終日、引き継ぎ資料を作成しろといわれましたが、教えてもらっていることはなく、全部自分で必要なドキュメントを探してメモを取り、自分でマニュアルを作成していましたが、それも全部指示されたことではないため、全て「完全に削除」しておきました。
それが気に入らなかったのか、最終日なのに終電がなくなるまで修正させられ…。0時を回ったので、もう俺はここの会社員じゃないということで、貸与されたパソコンを自席の引き出しに入れ帰宅したのです。
このことがトラウマに
この一件がトラウマとなり、威圧感を与えてくる人間の前ではうまく喋れなくなる始末。これはやばいと思ったとき、鴨頭さんの動画に救いを求めたのです。
この動画は、当事者には結構冷たくささる言葉かもしれません。もし過去を変えたいという強い意志を持たない人は、今は閲覧するのをやめておきましょう。
「過去の辛い記憶を書き換える~不安と悩みをなくす方法~」
この動画では悩みとは人間が作り出したものであり、作り上げる要因は「過去」と「未来」であると説明しています。
過去からくる悩み
悩みは、次のようなプロセスで作成されます。
『過去、あんなに辛かったんだ、だからこれからも私は辛いんだ』とあなたが決めたら、これが悩みになるというのです。
これが「悩みは人工物である」という理由です。この悩みは過去のことであって、釣らなかったのも過去であり、今現時点ではないからです。
退職後の就職活動で面接員の対応に、前と同じ対応をされるかもしれないという思いがあったから威圧感を感じたり、嫌だなという感情が湧き上がってきたのでしょう。だって現時点では、その人に怒られたわけでもないし、ましてパワハラやモラハラを受けたわけでもありません。
もしかしたら次の同じじゃないか、そう思い込んでしまった結果、自分が萎縮していたのです。
未来からくる悩み
次に動画で説明されているのは、未来からくる悩みです。
これも将来のことを不安に感じて、悩みを作ってしまうのです。例えば面接に通らなかったや、お金がなくなったらどうしようといった具合に。でもこの時点でまだ会社に履歴書も出してなければ、通るも通らないもありません。またお金がなくなったらどうしようも、今すぐに手元からお金がなくなったわけではありません。
就職活動中は、借金すら作ってない状況でしょう。
もし就職できない、借金ができてしまったら、そんな風に具体的なイメージができていると、人はその思いを引き寄せてしまうのです。だから、就職はできないし、借金を作る未来が待っていたでしょう。
この引き寄せの法則を鴨頭さんは「S.O.Sの法則」と呼んでいます。
S:そう
O:思ったら
S:そうなる
だから失敗しないし、ちゃんと就職できるし、借金も作らずに生活が復活すると思い、転職活動に励んでいたらいい会社に就職することができました。もちろん、借金も失うものもなく軌道に乗せることができたのです。
解決!記憶は書き換えることができる
そして嫌な事があった前職から、立ち直ろうとしたとき「いつも終電、またはホテル」、「何をやっても褒められない」など思っていました。
よく思い出してみると、ホテルに止まらず、終電も逃さず、定時間で帰った日がありました。もちろん、前もって伝えておけば有給休暇だって取れた日もあったのです。
このように自分から事実にたどり着いたのです。ただ、いきなりこの境地に立てる人はなかなかいません。だから時間をかけて、ゆっくり自分の心と向かい合いながら勧めていくようにしましょう。
そして真実を知ったことで面接も怖くなくなり、威圧感がある人が面接員だったとしても「これから一緒に仕事をしていこう」と思えるようになりました。
だから、いい会社に行けたのかもしれませんね。
まずは思い込みをなくすことから始めてみてはいかがでしょうか。
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