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Vroid studioで作ったモデルをMMDではなくMac用に出ているnanoemで動かしたかった話。

初めましての方は初めまして,いつも見に来てくださっている方,お世話になっております。スプーン界の集会酒場,占い屋はると申します。

はてなブログに投稿していた記事に関してこの半年で変わった部分もあるため,加筆修正したものをこちらに投稿しておきます(決して他の記事が書き上がらなかったわけではない)。

今回はMMDに関して,動画でしか見たことしかない初心者がMacで一からVroid studioでモデルを作って最終的にはMikuMikuDance(以下MMD) ※1をMacOSで動かすために悪戦苦闘した話です。
この記事に関してはMMDとはなんぞや?という方よりもmacを使ってMMDに挑戦してるけれどうまくできないぜっていう方向けです。
というかmacユーザーにしか需要ないです(おい
 
結論を先に述べるとMacのみで1からVroid studioで作ったモデルをnanoem(Mac用MMD互換性ソフト)を使用して綺麗に動かすことは不可能でした(Windowで変換してボーンを追加した状態であれば問題なく使えます)。
 
1からモデルを作成し,最終的にMMD動画を作成する上で必要なステップがWindows,Macに共通して4つあります。
 
1、Vroid studioでオリジナルのモデルを作成する。
2、Vroid studioで作ったモデルの拡張子をVRM to Pmx Converterを用いてPMX MMD対応の拡張子に変換する※2。
3、PMX Editorでモデルに準標準化ボーンを追加する
4、nanoemにモデルやモーション等を追加して踊らせる
 
こちらの2と3が曲者なのです。
 
2と3のソフトに関してはWindows専用のソフトとなっており,特に3のPMX Editorに関してはMacで互換性のあるソフトは自分が探した限りではありませんでした(2020/4月現在)。
そのためvroid studioで作成したモデルをMacOSのみで綺麗に動かすことは不可能という結論になっています※3。
 
これらの問題に関して,対処法としてはWindowsのパソコンを持っている方にお願いして代わりに準標準化ボーンを入れてもらうか,MacにBoot Campを使用し、WindowsOSを入れてPMX Editorを動かす。
(そもそもBoot CampでWindows動かせる人は最初からMMDを使ったほうが早いですが…)
 
上記の理由によりVroid studioで作成したモデルをnanoemで動かすことは不可能ということになります。
ただ,準標準化ボーンが追加された状態で配布されているオリジナルモデルに関しては基本的にnanoemでも問題なく動かすことはできました。
 
そんなわけでオリジナルモデルを作成してMMDで踊らせたい!っていうmacユーザーはwindowsPCを買うかOS買いましょう。
それしか手段はありません・・・。
 
ちなみにVtuberのアバターとして使うだけならVRMのままで使えるため特に気にする必要はありません。しかしVtuber活動をするのに便利な3teneとかもmacに対応しているものの録画ができなかったりというmacのみ不利な点が多々あります。やはりVtuberやMMD,ゲーミングを考えるとmacではなくWindowsの方が(もはやmacに優れている点がないといっても過言ではない)いいですね。

※1
MMDというソフトそのものがWindowsのみの対応となっており、LinuxやMacでは動作しません。
そのため、MacユーザーにはMac用のMMDの互換ソフトであるnanoemというソフトを使う必要性があります。
 
※2
2に記載のソフトはWindows専用ですが、Unityを使用することでMacでも変換ができるようです。
別の方が詳しく書いておりますのでそちらをご参照ください。

ガチ初心者がMacでVRoidモデルをMMDモデルに変換して動かそうとして1週間とかした

※3
綺麗に動かすことが不可能と書いた理由は準標準化ボーンなどが入っていない状態でもMMDやnanoemに読み込ませること自体はできるという理由からです。
ただし,モーションデータ等は利用規約に準標準化ボーン必須と書かれているものも多数存在するため実質使えません。


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