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【伝える力うどん】#001 重要なことから伝える
#伝え方 #説明・伝達能力 #コミュニケーション・コスト
#約1700字
《約4分で読めます》
人に何かを伝える場合
大事なことから伝える。
《特に仕事上の想定です》
当たり前だけれど、この当たり前が出
来ていない人が以外に多い。
「緊急性」があること
「重要」なこと
「大きな」ことから
伝えることが大切。
仕事中の伝達は、合理的が必須。
それは《相手の関心》《相手の目的》
にフォーカスした伝え方です。相手に届く説明とは、相手のことを思いやる伝え方。相手に優しい伝え方なんです。
さて、
説明能力・伝達能力の高い人は
言い換えると
「コミュニケーション・コストが低い人」ということが言えます。
コミュニケーションにおいてコストがかからない、つまり知りたいこと、その要点をズバリ伝えてくれる、教えてくれるありがたい人のことです。また、伝えた内容をしっかり把握して、理解し、動いてくれる人。
反対にコスト高の人は、
いくら説明を聴いても、何を言いたいのかさっぱりわからない。複雑で、難しくてわからない。知りたいことを聞き返してもまたも難解な返答。余計な内容ばかりで、肝心なことは出てこない。時間ばかりかかる。という人のこと。
ビジネス上の聞き手は、「これはつまりこういうこと」というシンプルな説明が欲しいんです。
でも、安心してください。
頭のいい伝え方は、技術の問題なので誰にでもすぐに実行可能です。
まず、この記事のタイトル
「重要なことから伝える」
このこと一つを心がけるだけで、伝え方は大きく向上します。
まず、重要なことを、ばんっ!と言っちゃいましょう。
単に伝えるから、伝わる説明へ。伝わると相手が行動に移しやすくなります。
説明のコツは相手の立場に立って、相手の理解度も考え、言葉を選ぶこと。
相手が聞きたいこと、知りたいことをズバリ伝えることです。
ズバリ言葉にできれば大丈夫。
目的は80%達成されます。事細かく全て伝えなくていいんです。
賢い伝え方は、あえて省略もありです。伝えすぎることで、本当に伝えるべき内容が埋もれてしまう、ということもあるんです。
介護の仕事(私の職場)の日常。
シフト勤務の職場では、「申し送り」という伝達時間が職務としてあります。
内容は、ホームで生活している利用者の健康状態、精神状態の報告・連絡です。他には事務的な伝達。「今日は往診があります」「○○が届きます」とか。
ある朝の申し送りのなかで、夜勤者が日勤者に「Aさんの夜の様子」を伝える場面を例にします。
時刻は午前9時。
「Aさんは夕食のあと落ち着かず、フロアを歩き回っていました。それから○○時には○○して、、、」
夜間の様子を伝え始めます。
時系列で事細かに伝えて最後の最後に、
「ということで、Aさんは1時間ぐらいしか寝てません」という内容。それだとちょっと困るんです。
聴いている職員は、そんな送りの内容では最後の最後を聞くまで、Aさんのその夜の状態を知ることはできません。時間がかかるんです。
結論がなかなか見えてこない聞き手は、最後まで結論がわからないまま引っ張られると、だんだんイライラしてきます。
この場合、まず最初に「Aさんはほとんど寝ていません。せいぜい1時間ぐらいの睡眠です」と伝えちゃいましょう。これで、大事なこと、伝えるべきことの80%は伝えたことになります。その後で、必要な詳細を伝えるというのが効率的で、わかりやすい説明になります。
これが、相手の立場に立った説明ということです。わかりやすい説明というのは、聞き手にとっても読み手にとっても嬉しいことなんです。
さて、日勤を担当する職員は、その報告によって、
(Aさんの日中の歩行は要注意で、ふらつき・転倒に注意しないといけない)
(眠そうなら、ちょっと昼寝でもして休んでもらってもいい)
と、Aさんへの適切な支援や介護を考えます。アクションを起こしやすくなるんですね。
もちろん夜間落ち着かなかった理由も考察する必要はあります。
(おわり)
***
さて、この記事わかりやすかったですかね?
こんな内容で書いてるから、
ちょっと心配(笑)
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