お饅頭を売る意味!リトルタッチしりとり【昔々あるところに】
おじさんとおばあさんがいました。
ふたりはとても仲良しで、
朝になると
おじいさんは、お饅頭を作ります。
このお饅頭!
おばあさんが大好きで、
「うちのおじいさんのお饅頭は世界一美味しい」
と言って、ご近所にお裾分けをしていました。
その評判が少しずつひろがり、
「私にも分けてくれ」と言う人が増えたので、
おじいさんの限界
一日100個作って、
ご近所の方に、安いお値段で、
お売りすることにしました。
おばあさんは、
おじいさんの作ったお饅頭を
みんなが喜んでくださるのが、
嬉しくて、
お客さまには、お茶を出し、
心からお饅頭を買ってくれたことに、
「ありがとうございます」と、
お礼を伝えていました。
あるとき、都会からやってきた人が言いました。
「ここの饅頭は評判のようだね
私の言う通りにすると、
一日に500個以上作れるようになります。
包装紙を変えて、価格を上げて、宣伝すれば、
もっと、多くの人に売ることができます。
今よりお金持になり、
家は御殿になり、ラクして暮らせます」と。
この話
昔々の話ではなさそうだ。
想像してみてください。
おじいさんとおばあさんはどうしたか?
あなたが描くバッピーエンドはどんなものなのか?
続く