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栽培地の気候を考える

〈その1 冬の気候〉
日本で一番有名なレモンの産地は
広島県の瀬戸田地区 尾道市生口島
温暖と言われる瀬戸内海エリア
私は岡山県岡山市出身で広島県福山市に10数年暮し
広島県尾道市の向島に仕事で通っていた時期もあります。
はっきり言って冬は普通に寒いです。
夏レモンと言って青いレモンが初夏から出荷されますが瀬戸内海エリアに九州の産地殆どがハウス栽培で冬に加温して栽培しています。
多分、1.2.3月の平均最低気温を考えると露地栽培は不可能だと思います。
加温にそれなりにコストが掛かります。

他方、私共の栽培地の静岡県賀茂郡南伊豆町の1.2.3月の平均最低気温は5℃を下回りません。 
日中は晴れて西風が吹かない時は
長袖Tシャツ一枚で過ごせます。
但し、基本的に冬は強烈な西風が吹きます。
体感気温は極めて低い。
そのままでは露地栽培は厳しいと思い
2022から2023に越冬する際に特別に加温等はしていませんが、室内で1.2月を過ごしました。
移動が容易なのはポット栽培の利点。
レモンの花は通常2月の中旬から咲き始めます。
春に結実する数は多くなりますが、
3月から外に出すと、まだ朝晩は冷えますので、ほとんど生理落下で落ちました。
たくさんの収量を目指すのであれば、1.2.3月の過ごし方はまだ様々なトライが必要です。
但し、コストをなるべく掛けないことが重要です。
また、気候の話は別の機会に〈その2 春から秋〉
を書きます。

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