ヒット
ちょっとざわざわする内容だと思うので、無理!ってなったら読むのやめてね。
今なら完全に児相案件だろうけど、当時はいろいろゆるかったよねー
軍隊仕込みのムキムキした腕でグーパンチを、小学生女子とか6歳男児が、お仕置きとして受けていいのかな。
いきなり現れた『祖父』を異物としてしか認識できず、ひたすら嫌う毎日。殴られないようにうまくやる、っていう選択肢は自分には無くて、反抗ばかり。
祖父の兄?という人に車(軽トラ)に乗せてもらったときも、わたしが真ん中でシフトノブをまたぐ格好に。わたしの膝は当然開いているんだけど、シフトチェンジはわたしの膝の間でガチャガチャと…恥ずかしさと、なんでこんな…という気持ちがわしゃわしゃ…
ビンボーなのは知っていたけれど、さつまいもの茎だけを油で炒めて醤油で味付けしたものはちょっとありえなくて、食べてはいたけど油の味しかしないし、おいしいものではなかった。
うちの地域は自転車に乗る時はヘルメットを着用しないといけなくて、その日はまぁたぶんわたしが反抗したからなんだろうな、オカンに鍋で頭をガンってやられた。痛くて泣いたとは思うけど何にもしてもらえず、タオルを濡らして痛いところにのせてその上からヘルメットかぶって弟と一緒に自転車で郵便局(自宅から5キロほど先)に行って(なんかのお使いだったのかな)。痛みはもうなかったからひと安心してヘルメットをぬぎ、蒸れ蒸れでぬるくなったタオルを見たら血がついててびっくりしてまた泣いた……
だいぶ長いことソコはハゲていてもしかしたらまだハゲてるかな。
中学に上がると、殴られることはなくなった。
ちょっとえっちな描写がある漫画などをみていたのが見つかると、『ハダカで布団に入って待っていなさい』という意味の手紙が机に置かれたことがある。こわくて無視したけれど、言われるとおりにしていたらどうなっていたのか…。
高校を卒業して帰郷したときも、わたしの同級生という子からの手紙が。便せんにたっぷり10枚くらいはあったのかな。
覚えている内容は
『お久しぶりです。ずっと声をかけようと思っていたけどできなくて手紙を書きました』
『わたしは今はコンドームを作る工場で働いています。外国に輸出するものはサイズが大きいです』
『この前、ハイキングに行ったらウサギが交尾をしているところ見ました』などなど。
こんな子居たっけか…
この手紙があるというのを祖父から聞いたこと、しかも確かポストと壁の隙間に入っていたこと、そして「お弁当」という言葉が「旧字体の漢字」だったこと。
祖父からの手紙だった!!
気持ち悪くて、さすがに母親に見せてそのあと燃やしてしまった。
続く?