ここ数日の、楽しい 上がった 悲しい
なにかと自粛なこのご時世、私のバイト先も例に漏れず休みとなり、日がな一日家にいる生活を送っています。
という訳でついにオンライン飲みに手を出しました。部屋に一人で居ても、わざわざ用意して飲もうという気分にはなりませんでしたが、不思議なものでテレビ通話を繋ぐだけでワクワク感が増すものです。
ちょっとウキウキしながら用意したおつまみを紹介します。まずは「自作おつまみ三種盛り」から。平皿を用意して、①キムチを積む、②もやしのナムルを和えて積む、③ギフトのぼんじりをごま油で炒めて積む。三種盛り、完成。手間は殆どかかってませんがこれだけで充分仕事した感ありました。それから買ったつまみは、セブンの厚切りポテト「とり塩ごま油味」と明治のビターチョコ一枚、実家から届いた荷物の中のお菓子。特にセブンのポテチは2年前くらいから好きで、今月くらいになって復活したことに歓喜しています。
ふと気付くと食べ過ぎてしまっているのがオンライン飲みの怖いところでもあります。チョコは今回用意した角瓶に合うと思って買ったのですが、翌朝1ミリも残っていなくてビビりました。
健康面でも経済面でも社交面でも、大人にとって上手く扱わなければいけないのがお酒。でもいいところも沢山あります。アルコールが入らなくてもおしゃべりは出来ますが、思わず口が滑るのもお酒の効力の一つ。浪漫ありますよね。
不便な昨今ですが、全国各地に散らばる友人同士がネット上に会する機会にもなると、物事は複雑です。
昨日は久しぶりに遅く起きて二日酔いでした。なのでその夜眠るのも遅くなったわけで。でもおかげで、Orangestarの新曲が出たのにすぐ気が付いたので良しとします。
Orangesarは音楽を作っている人で、「アスノヨゾラ哨戒班」などのボカロ曲が有名です。私は2年前くらいに大学の同期たちの影響でボカロを知りました。思えば中学くらいから自分の周りにも痕跡はあったのですが、関心を持ってボカロを認識したのは大学からです。中学のころはむしろ「なんやこれ」って思ってました。
私の知り合いにはボカロに詳しくない人が少なくないと思うので、自分のイメージだけ伝えようと思います。
ボカロとは「ボーカロイド」の略称で、歌唱音声ソフトの「ボーカロイド」に歌わせる曲がボカロ曲です。ボカロといって曲のことを示すことも多いと思います。
人間の歌手に声質などの違いがそれぞれあるように、ボーカロイドにも特徴の違う歌い手が多数存在します。最も有名なのは「初音ミク」でしょう。最近だとAIで有名になった「東北きりたん」もそうです。私も詳しい訳ではありませんが、好きな曲たちを見ても本当に色んなボーカロイドが歌っています。
ボーカロイドはソフトウェアなので、その声はやはり機械的です。ただ発声させてもイントネーションのない音にしかならないと思います。そこで調整や調教を経て、ボカロに曲を歌わせる存在がP(プロデューサー)と呼ばれる人たちです。彼らの多くが自ら作詞作曲をし、ボーカロイドがその歌を歌えるように指導します。
有名なボカロPは沢山いますが、その中でも普段ボカロを聞かない人でも分かるのは「ハチ」でしょう。数年前までボカロPとして活動していた彼は、今は自分でも曲を歌っている米津玄師さんです。
Orangestarさんもボカロ界では超有名人だと思います。彼の代表作「アスノヨゾラ哨戒班」はYouTubeで1800万回以上再生され、多くの歌い手によってカバーされています。他にも数々の曲を作っていましたが、3年前に彼はアメリカに渡っており、作曲活動は休止していました。
ですが数か月前に帰国し、今日の未明に新曲を投稿したという訳です。新曲の名前は「Sunflower」で、この曲はボカロ曲ではありません。歌詞とイラストを担当した「夏背.(かせ)」さんが歌唱も担当しています。普段は主に絵を描いている方なのだそうですが、とても引き込まれる歌声と歌詞で、夜から一人静かにアガってます。
今まで知らなかったよっていう人も、一度聞いてみてください。
最後はあまり多く語るつもりはないですが少しだけ。
声優の藤原啓治さんが癌のため55歳で亡くなったというニュースを聞きました。
数年前に闘病のために活動を休止していたのですが、最近は復帰して様々なお仕事もこなしておられて、もう大丈夫なんだと思っていましたが・・・。
ひょっとしたら、あまり時間がないことが分かっていたのかもしれません。
「クレヨンしんちゃん」の野原ひろしはもちろん、「HUNTER×HUNTER」のレオリオ、「鋼の錬金術師」のヒューズ、「ジョジョの奇妙な冒険」のエシディシ、「龍が如く0」の西谷。藤原さんの演じたキャラは、ふざけた部分が目立つけど、どこか優しさがあったりカッコよさがあったりで、藤原さんの演技があってより好きになったキャラも沢山います。
大好きな声優さんでした。もう新作で藤原さんの声が聞けないという事実がとても悲しいです。
藤原さんの声は忘れられません。だから本当には死なないのです。でも彼の活動は終わってしまいました。今できるのは冥福を祈って、彼の演じた作品を聞くことだけ。
やっぱり少し寂しいですね。