おばさんだけどhakubiが好き
40歳になった。子供を育て、仕事をし、自分なりに一生懸命生きてきたけれど、ずっと価値観が合わないと思っていた夫とは、ついに別れることになってしまった。
割とドラマチックな人生というかずっと昔から波瀾万丈だと思うけれど、そんなもの望んでなかった。
アニメのあたしンチみたいな家族を作りたかった平凡でいい穏やかな毎日がほしかった。
今日のごはん、美味しいねとか、家族で馬鹿な話して笑い合える、それだけでよかったんだよ。
夫との食事は常に戦いだった。やたらしつけしつけうるさい彼に何度、ぶつかってきただろう。
ごはんは楽しく食べるものだと育てられた私には箸の持ち方や、食事作法に厳しいの度がこえている彼を何一つ理解できなかった。
小さな綻びはいつの間にかもう繕うことなんてできないほどに大きくなって破れてしまった。
夫の元を出たところで急に取り柄もないおばさんが社会に受け入れてもらえる訳もなく、せっかく決まった職場でも嫌われてしまったり馴染めないまま、適応障害になり辞めてしまったり。
どこで勤めてもうまくいかず孤独感が押し寄せてふっともう死にたいなあって自然に口をついて出たことがある。
そんな中、長女に教えられて暇つぶしに見ていたTikTokから「何やってんだよ。大人のくせに。うるせえまじめにやってるよ。ただただ君みたいになれないよ」と緩やかであるけれど力強い音と言葉が画面から流れてきた。
一部だけ切り取られた歌詞が妙に心にズンって響いて、早速調べた。
歌の名前は「夢のつづき」生きていくことに絶望感を感じながらも生きてるというもがいた様が妙に美しい彼らはHAKUBI。
それからはもう虜。
私が好きなのは、「光芒」
生きていけ下手くそなままって最高な歌詞じゃない?
ああ生き方下手極まりない私でも生きていいんすか!って希望が湧いたのよ。
コミュ障で、鈍臭くて、仕事もパソコンが多少できる程度で、見た目も中の下。
でも生きてやるよ。
生きてるそれだけで許してくれませんか?by「在る日々」HAKUBI
おばさんですが、応援してます。コロナ明けたら娘連れてか1人でもライブ行きます。
なんか場違いなおばさんいたら私です笑笑。
#スキな3曲を熱く語る