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みなと新聞オンラインセミナー「好適環境水 陸上養殖のいまと未来」

12月13日(火)オンラインセミナー開催

好適環境水と陸上養殖についてのセミナー

みなと新聞では、12月13日(火)13:30から「好適環境水」という機能性の飼育水を使った陸上養殖をテーマにオンラインセミナーを開催します。

講師は岡山理科大学(岡山市)の山本俊政工学部応用化学科准教授。
好適環境水の開発者であり、この水を使った陸上養殖の研究者です。

山本俊政 准教授(写真をクリックすると拡大できます)

数々の共同研究にご多忙な山本先生をお招きし、好適環境水の特長や開発のきっかけ、好適環境水を使った養殖がどのような現場の課題を解決できるか、魚種別の具体例などをお話しいただきます。業界関係者からの注目度が高いベニサケの陸上養殖についても取り上げる予定です。

ベニザケの興奮時の様子(写真をクリックすると拡大できます)

好適環境水はどんな課題を解決できるか

人工海水よりも低コストで海水魚が早く育つ?

好適環境水は、成分を魚が生きていく上で必要なカルシウム、カリウム、ナトリウムなどに絞り込み、人工海水に比べて低コストで、往々にして海水に比べて魚やエビなどの成長を早められるという飼育水です。

閉鎖循環式養殖システム(RAS)によって水槽内の水を極力交換せず、投資費用を抑えながら収益を上げられる養殖を志向する山本先生。好適環境水を使った養殖自体は施設規模の大小を問わず可能とのことですが、特に「小規模ながらも稼げる、過大投資を必要としない養殖」を支援する活動に力を入れています。

変化する漁業の世界

陸上養殖の可能性

水温変化で南方系魚種の漁獲量が北の海域で増えたり、資源減少によって主要魚種の漁獲量が減ったりと、変化の大きい漁業の世界。これまで魚やエビなどの養殖を手がけていなかった地域においても、陸上養殖は生産者の収入を増やし、雇用を生み出し、水産物の供給を増大させる可能性を秘めています。

養殖施設をどこに設ければよいのか、これから有望な魚種はなにか、魚種別の養殖コスト(岡山理科大の施設でのコスト)はいくらなのかといった点も、先生の研究成果をもとに説明いただける予定です。

福島プラント全体像(写真をクリックすると拡大できます)

サンマ、秋サケ、スルメイカなど様々な天然魚の不漁が長期化する中、海産魚の陸上養殖は、漁村振興や地域振興、海産魚の供給といった点で時流にかなったものではないでしょうか。

オンラインセミナーの詳細についてはこちらから

開催は12月13日(火)13:30~15:30(終了時間は予定)
参加費用は視聴端末(パソコンなど)1台接続につき8800円(税込)です。

みなと新聞でも取り上げています

みなと新聞掲載の関係記事を無料で読めます

「好適環境水」を使った陸上養殖に関するみなと新聞記事をご紹介します。
(下記の三記事はどなたでも閲覧できます)


過去のオンラインセミナー

これまでに開催されたオンラインセミナーの概要はこちらからご覧いただけます。

最後までお読みいただきありがとうございました。