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小説『泡沫(うたかた)の初恋』(全文/約7200文字)

 一.椿

 君と初めて会ったのは、僕がよわい十二を迎えた年だった。
 
 父さまに連れられて、日本橋の薬種問屋やくしゅどいやに薬草を仕入れに行った帰りの道中、町に立ち寄った。
 皐月さつきのはじめの良く晴れたうまの日、端午たんごの節句を迎えた店や家屋の軒先には、よもぎ菖蒲しょうぶが刺され、辺り一帯に生薬しょうやくの匂いが漂っている。民家の前では子どもたちが印地いんぢと呼ばれる石を投げ合って、今では珍しい石合戦を繰り広げていた。

「ちょいと嘉兵衛さまに挨拶してくるから、お前はその辺で待っとりなさい」
 父さまは私をちらりと見て、町の大店おおだな暖簾のれんをくぐっていった。
「僕も男子なのだから、ご挨拶させてください」
 そう言おうと口を開いたが、言葉を飲み込む。なにせ、元は律令制の時代から宮廷の典薬寮てんやくりょう(医療行為・医療従事者の育成・薬草管理等を行ったところ。)で薬園を管理し、戦国の世では薬師を経て、江戸初期から代々薬屋を営む「伊沢屋」のただの次男坊である。既に元服を終えた長男の蘇芳すおうが近日中に嫁をもらい、将来は家を継ぐことが決まっている。父さまのあきないに関して言えば、僕はいずれ養子に出される何の関係もない人間なのだ。こうして日本橋との往復に同行しているのも、兄さまの婚礼準備に追われる母さまが僕をうとんでのことと分かっている。

 僕は、石の飛び交う賑やかな辺りを避け、川のせせらぎの音へ引き寄せられるように歩いて行った。
 そこには、背丈が二尺(約六十cm)はあろう立派な花菖蒲はなしょうぶ(あやめのこと。)が川に沿って立ち並び、黄色や紫色に見事に咲き匂っている。
 町の青臭い空気とは違う、上品なこうのような花菖蒲の香りを、僕は胸一杯に吸い込んだ。

 すると、どこからか、すすり泣く声が聴こえた。
声を頼りに探ってみると、花菖蒲の陰にひとりの女子がうずくまっていた。
「どうかしたのかい?」
 声を掛けると、女子は一度身体をびくつかせてから、恐る恐る顔を上げた。
「姉さまの大事な子猫が、石にぶつかってしまったの。私が子猫を外に出してしまったせいだわ。死んでしまったら、どうしよう」
 女子は、私が家から探しに来た者でないと分かると、助けを求めるように手元に抱えている三毛みけの子猫を見せた。
子猫は、石つぶてかすめてしまったのだろう。背中に三寸(約九cm)ほどの傷を負い、血を流している。しかし、どうやら傷は肉を割くには至っておらず、命に別状はなさそうだ。

「大丈夫。かすり傷だから、死にやしないよ」
「本当に? よかった……。姉さまを悲しませてしまうと思って怖かったわ」
 僕は慰めるつもりで言ったが、女子は顔を両手で覆い、ますます泣いてしまった。

「ああ、ごめんよ。泣かせるつもりはなかったんだ。そうだ、僕はこれでも薬屋の息子なんだ。塗り薬を持ってきてあげるから、泣かないでおくれ」
「薬を塗れば、この子は治る?」
「ああ。きっと良くなるよ」
 僕がそう言うと、女子は初めて笑顔を見せた。

 女子は、稚児髷ちごまげ(頭上にふたつの輪をつくり根元に毛先を巻き付ける女子時代の髪型。現在では、七五三の際に見かける。)を結っており、僕と同じほどの齢であろう。大きな瞳は山葡萄ぶどうのように深い黒紫色をして、小さな唇は苔桃こけもものように赤く熟している。めったに町になど連れてきてもらえない僕は、こんなに美しい娘がいるのかと息を飲んだ。
 その時の鼻腔びくうに香ったものは、花菖蒲の香りだったのだろうか。まるで、一瞬、沈丁花じんちょうげのような甘い春の香りに身体中を包まれた気がした。

「今日、暮六ツ(夕方六時ごろのこと。)に、またここで会おう。薬をもって、きっとここに戻って来るよ」
 町から僕の屋敷までは、おおよそ一里(約三.九km)ほど。一旦、屋敷に戻り、駆け足で戻ってくれば、なんとか日暮れまでには間に合うだろう。
「分かったわ。私、千草ちぐさっていうの。必ず待っているわ」
「僕は、椿だ。じゃあ、またあとで」
 そう言うと、僕は微笑む千草に向かって時々振り返って手を振りながら、父さまのいる店へと帰っていった。


 屋敷へ到着すると、父さまの帰りを待ちわびていた番頭がやって来て、日本橋での商いについて何やら話し始めた。僕はその隙に、薬草園へと潜り込む算段をつける。
 薬草園は、伊沢の屋敷の真中みなかにある。周りを家屋の壁に囲まれ、外からはその存在を知ることはできない秘密の場所だ。この薬草園は、一族のみがその存在を知り、先祖代々受け継がれる薬草のみを伊沢家の女が育て、収穫している。夕刻になると、女たちは各々の主の帰りを迎えるため屋敷に戻り、この薬草園はもぬけの殻になる。

 僕は、こっそりと母さまの箪笥たんすから鍵を手に入れ、誰もいないはずの薬草園へと向かった。

 伊沢屋の最高級傷薬「鳳凰ほうおう軟膏」は、どんな傷もたちまち良くなると評判の薬だが、とても高級で、薬を手に入れられる者は一握りである。表向き、日本橋の薬種問屋で仕入れた薬草から調合していることにはなっているが、実の所、この薬草園の植物が欠かせない。薬草園の植物は、伊沢家にとっては命よりも大事なもので、勝手に持ち出すことは禁忌きんきとされている。

 しかし、今日だけは、何としてもあの女子、千草のために傷薬を持ち出さなければ。「鳳凰軟膏」は厳重に保管され、あれを蔵から持ち出すことは難しいが、傷によく効く薬草を一けいだけ持ち出すことができれば、それをすり潰して子猫の傷に当てられる。きっと、傷から感染症を起こすこともなく、みるみるうちに良くなるはずだ。

 僕は、薬草園に人気ひとけがないことを確認してから、こっそりと鍵を開けて中に忍び込んだ。
 数多の薬草の中から、目当てのものを目指すと、一茎だけはさみで刈り取り、すばやく出口へ向かう。
「ここから出たら、人に会わぬよう庭を抜けて、すぐに母さまの箪笥に鍵を戻して……」
 この後のことを考えながら、扉を開けた時──。

 その瞬間、目に飛び込んできたのは、すさまじい形相で僕を見降ろす蘇芳すおう兄であった。

「蘇芳兄さま、これは……」
 これほど真っ赤な顔面と血走ったまなこをした恐ろしい兄さまを見たことがあらず、一気に血の気が失せ、薬草を持つ手が小刻こきざみに震え出す。

「最近、『鳳凰軟膏』の在庫が合わないゆえ、店の誰かが盗みを働いていると目を光らせていたが、まさかお前だったのか。まさか、家族に盗人がいるなんて、俺は信じたくなかった。『鳳凰軟膏』も、ここの薬草も、伊沢の宝だ。それを持ち出すことがどういうことか、わかっているのか、お前は」
 赤く燃え盛る兄さまの憤怒ふんぬの形相に反して、その声はこごえるほど冷たい。

「蘇芳兄さま、今回だけです! 今回だけは、どうか許してください! 店の軟膏は僕の仕業しわざではありません! 犯人は、他の者です!」
 僕はすぐさま土下座をし、ひどく冷や汗をかきながら、兄さまの足元にすがり付く。

 しかし、兄さまは肩をわなわなと震わせながら、顔を仁王像のようにゆがませたままだ。

「伊沢の人間が平然とうそぶくとは、何たること! 恥を知れ!」
 兄さまが声を荒げて、その一言を発した瞬間。
 兄さまがさやから抜き出した刀が、頭上で鋭い閃光せんこうを放った──。


 二.千草


 約束の暮六ツをとっくに過ぎても、「椿」と名乗った男子は現れない。
 今日は月が明るいから、川のほとりで待っていられるが、そろそろ家の者が探しにきてしまうかもしれない。
 あの時、椿の顔をよくよく見たが、嘘をつくようなそうはなく、純粋な心が表れていた。
 私の観相かんそう(顔や骨格から人の性格などをみること。)が間違っていたということか。

「子猫ちゃん、椿はいつ来るんだろうねえ。あなたの傷は本当に治せるのかしら」
 昼間より元気をなくした子猫を、優しく撫でながら話しかけてみる。姉さまは、十日後には嫁入りしてしまう。この子猫を一緒に連れて行くその日までに、なんとか元気にして姉さまに返したい。

 ちょうどその時、草むらをざわざわと掻(か)き分ける足音がした。
「やっと来たのね!」
 そう言って勢いよく立ち上がると、目の前に居たのは、牡丹の花が描かれた美しい振袖を身に着けた姉さまと、ねずみ色の小袖を着て頬被ほおかぶりをした見知らぬ若い男だった。

牡丹ぼたん姉さま? こんな時間に、どうしてこんなところに居るの? その人は誰?」
 姉さまは、一瞬ぎょっとした顔で私を見たが、何も言わずに男に手を引かれていく。
 男は川に停められた小舟にそそくさと乗り込むと、姉さまに手を差し出して舟に乗せようとした。

「待って、姉さま、婚礼は十日後よ! どこへ行くの? お願いだから、どこへも行かないで!」
 私は弾かれたように舟に走り寄ると、姉さまの振袖を強くつかんで引っ張った。
 姉さまは私の顔を見ないまま、そでを何度も引き寄せて、私の手を離させようとする。しかし、私は決して手を袖を離すまいと、こぶしを一層強く握りしめた。

「牡丹、早く行かねえと追手が来ちまう。妹は置いて行け」
 男はそう言うと、私の身体を軽々と持ち上げて、川に放り投げた。
 身体が宙を舞う一時いっときの間に、子猫が岸で切なげに鳴いているのが見えた。子猫も、姉さまに「行かないで」と訴えているのだろうか。それとも……。

 水面に打ち付けられた私の身体は、盛大な水飛沫しぶきを上げてから、安寧あんねいの川底へとゆっくりと沈んでいく。身体から次々と生まれるあぶくには、姉さまとの思い出が次々と映り込み、やがて泡沫うたかたとなって消えた。


 目を覚ましたのは、その翌日の夜のことだった。
 尾花家は、突然駆け落ちした花嫁を必死で捜索するも未だ見つからず、父さまも母さまも親族も、皆が青い顔をしている。

「千草、身体は大丈夫かい」
 寝所で休んでいると、母さまが温かいかゆを持ってきてくれた。
「母さま、ご心配おかけしました。大事ありません」
 そう答えると、母さまは心底安堵あんどしたように溜息をついた。

「千草、よくお聞きなさい。牡丹がいなくなった今、尾花の娘はあなた一人です」
「はい」
「尾花家は、私たちの祖先が命を救われた伊沢様に対し、ご恩を返し続けねばならないことは分かっていますね」
「はい」
「尾花の長女は、伊沢家にとつぎ、伊沢に尽くさねばなりません。明日からは、あなたが牡丹です。あなたに姉妹はいない」
「……はい。母さま、私は分かっています。牡丹は、伊沢様へ嫁入りいたします」
 私がそう言うと、母さまは厳しい顔つきを崩し、涙を流して私を抱きしめてくれた。
「ありがとう、千草」
 母さまが私の本当の名を呼んだのは、それが最後であった。

 尾花家は、まだ日本が律令国であった時代、宮廷の典薬寮てんやくりょう呪禁じゅごんの職に当たった一族と伝わっている。呪禁師は、呪術により怨念などを払うことによって病気治癒等を行う者であったが、当の昔にその役割は陰陽師おんみょうじに代わり、一族も衰退していった。伊沢家に命を救われたのは、その頃であるとも、もっと後に病に倒れた主人を「秘伝の薬」で救われたとも言われている。尾花は、なんとも曖昧あいまいなその言い伝えを信じ、代々女系である一族の長女を伊沢に差し出して、長年にわたり恩返しをし続けているのだ。

 牡丹姉さまにとっては、生まれた時から決められた運命である。
 子供のころから、それを嫌だという素振りを見せなかったし、嫁入りしたとしても義母や義祖母も元は尾花家の者であるから安心だと、いつか旦那様に会える日が楽しみだとも話していた。
 しかしながら、牡丹姉さまは突然、婚礼の直前に逃げ出した。あの時、振袖を着ていたのは、結婚への反発だったのか。それとも、一緒にいた男を、そんなにも好いていたのだろうか。
 恋とは、大切なものを全て捨ててでも、手に入れたいものなのだろうか。

 私は、まだ恋をしたことがなく、牡丹姉さまの気持ちがよく分からない。「好き」というのは、「一緒にいたい」という気持ちのことか。それとも、「また会いたい」と思う気持ちのことか。

「また会いたい……」
 そう口にして、ふと椿のことを思い出す。
 同じ年頃か、いくらか年上か。切れ長の目は涼しく、春の光のような眼差しをしていた。
 とうとう約束の場所で会うことは叶わなかったが、私にとって「また会いたい」と思う唯一の男子であった。

 子猫が、誰かから手当てを受け、私のかたわらで丸くなって眠っている。
 明日からは、私がこの子の主人だ。
この子を大切に育てようと、子猫に「椿」と名前をつけた。


 八日後の夜、婚礼の儀はひっそりと行われる。
 つい先日、伊沢家より「婚礼も祝言も、できる限りこじんまりと質素に」という申し出があり、姉の牡丹が消えたことを決して悟られてはならない尾花家もそれを快諾した。
 婚礼は、お色直しをしながら、ひと月も続くことがあると聞いていた私は、それを聞いていくらか気が楽になった。そんなにも長い間、「牡丹」の顔を作っていられる自信がまだない。私は牡丹姉さまほどしとやかに、じっとしていられる女子ではないのだ。できることならば、まだ傷の治りきらぬ子猫の椿と、ずっと一緒に遊んでいたい。

 婚礼の日の夜、文金高島田に結い上げた髪に綿帽子を被り、白装束をまとうと、人気ひとけのない道を通って伊沢家に入り、初めて結婚相手と顔を合わせた。
 夫となる伊沢蘇芳すおうは、私よりも五つ年上の男だった。本当の牡丹姉さまは十五だから、「私の顔が幼いといぶかかるのではなかろうか」と心配したが、蘇芳はそんな素振りは全く見せず、薬屋の若旦那らしく算盤そろばんが好きだとか、そんな話を気さくにしてくれた。

 蘇芳は、細面の長身で、目元は切れ長の父親似だ。性格は、親切で、穏やかで、優しい。穏やかな笑みを浮かべ、「慣れないところへよく来てくれた」と私を気遣う。
 しかし、それはあくまでも表向きの顔である。蘇芳のそうからは、何かにおびえ、必死で何かを隠していることが見て取れた。

 蘇芳が薬屋の歴史について語り始めた、その時だった。
「だめよ、椿!」
 私のひざで眠っていたはずの子猫の椿が、部屋を駆け回り、嫁入り道具として持参した茶道具の一式を倒してしまう。
 それを見た蘇芳は、突然顔色を変え、子猫を捕まえるとすぐさま外に放り出してしまった。

「なんてひどいことをなさるのですか!」
 そう言って子猫を追おうと立ち上がると、すぐに腕を掴まれて制止される。
「……牡丹。君は今日から伊沢の人間だ。猫なんて家に入れてはならない。ましては、植物の名を動物などに付けてはならない。わかったね」
 豹変ひょうへんした蘇芳の冷たい視線に射抜かれ、私は黙ってうなずくことしかできなかった。

「今日は、秘密の薬草園を見せてやろう。君も、母さまたちとそこで薬草を育て、収穫し、伊沢のために働くことになるからね」
 川開きが行われる頃、婚礼も一段落し、私は蘇芳に連れられて、屋敷のちょうど真中みなかにあたる場所にやってきた。
 そこには、数多あまたの種の薬草が植えられた決して広いとは言えぬ畑があり、他の者の目に触れぬよう、分厚い壁と重々しい錠によって厳重に護られていた。

「旦那さま、あれは何という名ですか?」
 私は、一番初めに目に入った植物の名を訪ねる。
 それは、見たこともない大きな黄色い花を咲かせ、葉にはまるで血飛沫しぶきを浴びたかのような赤黒い斑点が無数に表れていた。鮮やかで美しい花とは対照的に、醜怪しゅうかいな姿の葉は、いかにも妖気を含んでいる。しかし、私は不思議と、その葉に愛着を感じた。
「ああ、あれは『オトギリソウ』と言うんだ。傷薬に使うんだよ」
 蘇芳はその植物の名を告げると、すぐに薬草園の扉を閉めて鍵を掛けてしまった。

 その夜、蘇芳はいつにも増して、苦しんでいた。
 蘇芳は毎夜、悪夢にうなされており、その度、私に「まじない」をせがむ。
「君は呪禁じゅごん師の末裔まつえいだろう。何とかしてくれ。頼む」
 大量の冷や汗をかきながら、五つも年下の私に、得も知れぬわざわいから救ってくれと必死にすがる姿は、余裕綽々しゃくしゃくな昼間の姿とは異なり、鬼気迫るものがある。
 今宵も同じように、蘇芳の頭を撫でて「まじない」を唱えてやると、蘇芳はすうっと深く眠ってしまった。


 ああ、可哀そうな蘇芳。

 私は、全てを知っている。
 蘇芳の悪夢の所以ゆえんが、あの男子……椿であることを。
 あのオトギリソウの葉に浮かび上がった紋様もんようが、椿の怨念であることを。
 椿が今もなお、あのオトギリソウのかたわらで立ち尽くしていることを。

 だから、私は「まじない」を唱えて、あなたを眠らせよう。
 泡沫うたかたの夢を見せてあげよう。

 その代わり、あなたが眠る間、薬草園に居る椿の魂をここに呼ぶのだ。 
 蘇芳が私に指一本触れぬよう。毎夜、椿の姿に出会えるよう。

 いつか、椿の魂が蘇芳のこの身体に居つけるまで、私は「まじない」を唱え続けよう。

 私が「会いたい」と強く思うのは、椿だけ。
 これが、きっと、私の初恋だから──。

 (了)

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 この物語は、「オトギリソウ」の逸話を参考にして書いたものです(二次創作ではありません)。

 初恋を実らせるのは難しいなんて聞いたことがありますが、「泡沫」な思い出はきっと、誰しも密かに、大切に、心にしまっているのかもしれません。

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