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一人に向き合う。って?

最近みなと計画で押し出している、徹底して「一人に向き合う」って、雰囲気は分かるけど、実際どういうこと? どうやってるの? という声がちらちら聴こえてきましたので、こんな感じです、を書いてみます。

先入観を持たずに向き合う

先入観というのは厄介なもので、油断すると「若者」とか「学生さん」など、向き合う前にその人の持つ属性で補正値が入ってしまいます。
こういう先入観を一切排除して、ご縁を頂いていまお話しをしている「人
」として向き合います。

その人にはその人の人生があって、膨大な時間を生き、いろんな人と出会い、喜怒哀楽を感じて、いまここにいます。
だから、たとえ「20歳・日本人・男性・大学生」という属性があったとしても、それが頭の片隅に居座る状態で向き合うのは賢明ではありません。

その属性情報は、聴き方に少なからず影響を及ぼすからです。

いま目の前にいるのは、「人」です。
そこから始めます。

ささくれのはなし

あなたの目の前に一枚の板があるとします。
職人が鉋で完璧に仕上げたつるつるの板です。
どれどれと手で撫でてみると、さすがのつるつるっぷりです。

でも、ふと指にささくれを感じてしまいました。
そのことを口にしたときに、

「職人が仕上げたんだからささくれなんてある訳ない」
「ちょっと神経質すぎるんじゃないですか?」
「手の皮が薄いからそう感じるんだ。皮を鍛えろ!」

って言われたらげんなりしませんか?

「ささくれを感じたんですね」

こう返すのが、一人に向き合うときの基本姿勢だと思います。
あなたがそこにささくれを感じたのなら、誰がなんと言おうと、それはささくれなんです。

あなたのお話しを聴き受けます

お話しをお聴きしていると、周囲の価値観や助言といったものがその人の心にさざ波を起こしていることが見え隠れすることがあります。

「そういう考えをどう思いますか?」と聞かれることもありますが、私がお聴きしているのは、あなたの友達や先生やご両親の考え方ではなく、ほかならぬあなたのお話しです。

沈黙でお返しするか、口にするなら「どうとも思いません。あなたはどう思うんですか?」とお返しします。

”聴く”だけではない

自分自身の心にさざ波が立たないよう、ひたすらにお話しをお聴きして、終わったらなにもなかったかのような心持ちになれるのが良い聴き方と思います。

しかし、聴くだけでは「向き合っている」とは言えません。
みなと計画はあくまで、その人の人生ごと受け止めるつもりで関わります。
なので、聴き方はドライですが、なにかあったときの対応は極めてウェットです。

ご縁を頂き向き合った若者なら、その後なにがあっても、どんな状況に陥っても、全力で、あらゆる手段を模索して、受け止める気持ちでいます。
もちろん、当人がそれを望むのなら。


で、簡単に言うと?

存在の全てを淡々と聴き、深く静かに関わり続ける。

いまのところこれが「一人に向き合う」を端的に言い表せる言葉だと思います。


そんな”みなと計画”と共に航海をする  https://www.minapla.com/cheer/

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