密閉型の喫煙所の整備が進みます【私の議員活動#20】

港区では、誰もが快適に過ごせるまちを目指して、受動喫煙防止や環境美化のために喫煙所の整備事業を推進しています。予算としては、来年度は約1億1,800万円となっています。具体的にどのような整備が進められるのか見ていきましょう!


2つの密閉型喫煙所

①コンテナ型

長期的に設置が可能な場所には、トレーラー型と比較して維持管理費が抑えられるコンテナ型喫煙所を設置します。

②トレーラー型

将来の用途が決まっている土地に暫定的に喫煙所を設置するような場合には、設置と移設が容易なトレーラー型喫煙所の設置します。

バリアフリー対応が必要

私はコンテナ型、トレーラー型であってもバリアフリーが必要なケースもあると思っています。そこで、区に対してバリアフリーを取り入れた喫煙所の整備予定について質問したところ、以下のような回答がありました。

床の部分を下げて入り口の段差をなくすコンテナ型喫煙所や、スロープを設置するトレーラー型喫煙所など、それぞれの場所と喫煙所の形状に合わせて、バリアフリーに対応したものを採用する予定です。
屋内喫煙所設置費等助成制度を活用して民間事業者が密閉型喫煙所を整備する場合においても、バリアフリー対応を求めていく予定です。

環境課長の発言を議事録より転載 

設置予定について

令和2年度の指定喫煙所の設置見込みが91か所、そのうち屋外密閉型及び屋内喫煙所設置見込みが46か所となっていました。
そこで屋内型喫煙所設置見込みついて内訳を区に確認したところ、以下のようになっていました。

高橋是清翁記念公園内(公園管理事務所併設)で区が設置:1か所
屋内喫煙所設置費等助成制度を活用して整備:34か所
開発の際に生活利便施設として整備:11か所

喫煙所のこれから

令和3年度以降、パーティション型の喫煙所から密閉型の喫煙所への転換を含め、毎年10か所の煙が漏れない喫煙所を整備される予定とのことです。
ただ私は、パーティション型の喫煙所を改善しない限りは、煙が漏れるという問題は解決されないと思っています。
そのため、可能な限り早く密閉型の喫煙所への転換を進めてほしいと要望しました。一方で、厚生労働省の最新たばこ情報を見ても、喫煙者は年々減少してきているのも事実です。そこで、喫煙所については量を増やすよりも、今あるものを改善していく、もしくは減らしていくという選択肢もありうると思っています。しかしその判断においては、しっかり数値を見てほしいとお願いしました。

(令和3年度予算特別委員会)

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