元旦のお墓参りで感じたこと。
コロナ禍での年末年始。皆様はどのように過ごされたでしょうか。僕は、毎年開催されている町内会の新年会もなく、遠くに出掛けることもなく、特に予定もなく、本当に静かな年末年始となりました。
そんなわけで時間はたっぷりありましたので、雪が降り続く中ではありましたが、元旦の午前中にお墓参りと屋敷神様への参拝へ出掛けました。
お墓の前では目を閉じ心静かに合掌して、屋敷神様の前では深く深く頭を垂れて、昨年の反省と新年の抱負をお伝えしてきました。心の中で亡き家族や御先祖様方に語りかける行為は、実は自分自身との対話でもあります。ですので、反省と抱負をお伝えしたことは、僕にとっては自身の頭の中や心の中の整理になっているわけです。そのため、部屋の掃除や整理整頓をすると清々しい気持ちになるのと同じで、頭の中や心の中がすっきりして清々しい気持ちになるのです。
また、忘れていけないのは「今ある自身の命」への感謝をお伝えすること。亡き家族や御先祖様方がいらっしゃらなければ自身は存在していません。自身は親あってこそ。親もその親あってこそ。その親もさらに親あってこそ。誰だって忙しい現代人。普段なかなかこういったことを考える時間はありません。でも。不思議とお墓の前だと、ふとそんなこと考えてみたり、一緒にお参りした方とそんな話になったり。お墓にある墓誌には自身のルーツとなっている方々が刻まれていますから、そうなるきっかけとしてお墓は良い環境なのだと感じます。自身のルーツ。脈々と続いてきた命の系譜。簡単に言えば繋がりですかね。自身の命の繋がりを確認できる場所。それがお墓だと僕は考えています。で。繋がりを確認すると「今ある自身の命」のありがたみを普段以上に感じると思います。そして「この命を大切にしなくては」「この命を無駄にすることなく一生懸命に生きなくては」と力が湧くはずです。そのためお墓は一人一人にとってパワースポットに成り得ると僕は信じています。
まだまだ続くであろうコロナ禍。再度の緊急事態宣言で世の中はさらに混乱してしまうのでしょうか。
誰しもが不安や恐怖を感じている中ではありますが、こういった時だからこそ、皆様それぞれにお墓という各々のパワースポットに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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