「令和」はどっちを使う?
時代は「令和」になりました。早いもので間もなく「令和4年」になります。
僕は石工ですので石に字を彫るお仕事をもちろん行います。今までに御命日や建立年月日などで「令和」もたくさん彫らせていただきました。
で。「令」って二つあるじゃないですか。
石に彫る際に弊社ではどちらを使用しているのかという話なんですが・・・・・弊社ではどちらも御用意しています。
そしてどちらを使うのかどのように決定しているかなのですが、御命日の場合はお客様から御提示いただいた原稿や御位牌の「令」の字に合わせるようにしています。
建立年月日の場合は僕の好みで上の写真の「令」の字を多用していますね。
実は上の「令」の字。彫刻の際に少し注意が必要です。
矢印の部分のゴムが小さいうえに他のゴムから独立しています。そのためサンドブラストの空気の圧力で剥がれ飛んでしまい、字を形成するうえで残さなくてはいけない部分まで彫ってしまう可能性があるのです。
このことに関して以前詳しく書いていました。よろしければどうぞ。
なぜ慎重に彫らなくてはいけない「令」の字を多用するのか?
自身にプレッシャーをかけたいからですかね~。