なかみなと
「夏といえば、祭り」 そう思われた方は、ご一読いただけると幸いです。 また、そうでなくとも、那珂湊八朔祭りに関わる全ての方に、ぜひご一読いただきたいです。 期待と危機の祭り期待 本文執筆者は、那珂湊育ちで、祭りをこよなく愛する若者です。 夏休み直前になると、学校では、「○○町が一番だから!」、「いや、うちの彫刻の方やべーから」と言いあったり、廊下ではみんなでこぞってもみあいをしたり... とにかく、夏と言えば、祭り、夏休みと言えば、祭りで、 「夏」を
第6回 祭りを継承するために 第2回から第5回+特別編の5回にわたり、みなと八朔祭りにおける問題点の共有と議論を行うための掲載を行いました。 今回は、内容を一新して、「祭りを継承するために」をテーマに掲載します。 テーマからすると、啓蒙的な内容だろうと推測されると思いますが、内容としては「これからどのようにして祭りに向き合っていけばいいのか?」という前提の議論です。 ただし、この点が共有されない限り、持続可能な祭りづくりはできないと思います。 なお、小難しい点も多々
第5回 経済的な問題1.祭り実施のための費用 ここでは、経済的な問題として、祭り実施のための費用について考えていきます。祭りを実施する上で、多額の費用を要するというのは周知の事実だと思います。しかし、世帯数の減少によって、そのためのお金を工面するのがより一層難しくなっています。さらに、後述する町内間格差によって、屋台を運行することが特に困難になっている町内が存在しています。 2.町内間格差 町内間格差について具体的な世帯数を用いながら考えていきます。今回例として挙げ
第4回 祭り地区の人口問題と後継者問題 第2・3回は祭りの形式について掲載しました。 今回は、行政が公表しているデータをもとに「祭り地区の人口」について客観的に分析をすることで、那珂湊の参加者や後継者問題について言及していきます。 今回のテーマである「祭り地区の人口」について、大きく3つにわけて話をします!1つ目は祭り地区の人口推移、2つ目は人口構成、3つ目は祭り地区の将来人口推計についてです! 1.祭り地区における「人材」 *「祭り地区の人口推移」における祭り地区
特別編 祭りを行う上での形式(体制)について 〜大阪府 岸和田だんじり祭から学ぶこと〜 持続可能な組織を目指して 伝統を次の世代へと継承させるためには、持続可能な組織づくりが必要不可欠です。 この持続可能な組織づくりは、参加者各々の役割を1つ1つ明確化させて、「自分の責務を全うしなければ!」という帰属意識を与えることによって可能になると考えます。 前述のような、持続可能な組織づくりをしている「岸和田だんじり祭」における組織運営について紹介します。 上記の資料で注目
第3回 祭りを行う上での形式(体制)について(2) 他の祭りやイベントとの比較 前回は、主に、年番制度について掲載しました。今回は、他の地域の祭り・イベントとの比較をすることで、那珂湊のお祭りの特徴を発見できるのではないかと考えています。 1.集客数の比較 平成22年度の茨城のイベント別集客数 比較して見えてくること ・PR力不足 ・知名度不足 ・閉塞的 ・他地域より存続が困難 この表から、年度は違うものの、集客数に関しては他の祭りやイベントに大きく突き放され
第2回 祭りを行う上での形式(体制)について(1) はじめに 「那珂湊天満宮御祭禮」は300年近くの伝統があり、江戸時代からの時代の流れとともに、祭りの形を少しずつ変えながら、この令和という時代まで受け継がれてきました。 しかし、将来的に現行の形式で祭りを行うことは難しいと考えています。 そこで、那珂湊の人々が過去に行った祭りの改革を見直し、未来に祭りを残せるような手がかりを得るため、今の形式に適する祭りの形式について考えてみたいと思います。 年番制度について 年