USCPA | #8 私の学習方法
こんにちは、水瀬です。
今回は、1.5年以内にUSCPAに合格するために私が実践していた学習方法について書いていきたいと思います。
※私自身の総学習期間は空白期間を除いて1.5年でした。各科目の学習詳細は以前の記事をご覧下さい。
前回の記事はコチラ
この記事の対象者
USCPA学習中の方
短期合格(1.5年以内)を目指している方
1週間の学習サイクル
"S-S"型サイクル (not"M-S"型)
学習にあたり、私は1週間単位で進捗管理を行っていました。
特徴は、1週間を”S:日曜日,WD:平日,S:土曜日”の3区分で捉えていたことです。
一般に1週間の始まりを月曜日と捉える方が多い印象ですが、日曜日を基準に設計することで以下のメリットがあるように感じています。
初日の日曜日に課題の全容を把握できること:
休日は平日以上にまとまった学習時間を取ることが出来ます。そのため、初日を日曜日に設定することで、この先の1週間で学習する内容の全体像を把握し、学習ペースのイメージを掴むことが出来るのです。土日に中弛みしづらいこと:
社会人受験生にとって、土日の過ごし方は試験勉強の全てを左右するほど重要です。一方、土日が連続していることで、例えば土曜日に『明日があるからまぁこの程度でよいだろう』という弛みが生じる恐れがあります。(多くの方はこの経験があるのではないでしょうか。)
そこで、土日それぞれに計画の開始点と終点の役割を与えることで、『ここでサボると1週間分の計画が破綻する』というプレッシャーを課すことが出来るのです。
なお、私は勝手にこのサイクルを”S-S”型サイクル と呼んでいます。(Sunday to Saturday の略)
S:日曜日の使い方
1週間分の学習内容を確認し、簡単なタスクリストを作成
※平日の繁忙を考慮 / 土曜午後は余裕をもって空けておく1週間分の学習内容に関連する範囲の教室講義動画の消化
2周目以降は1週間分の学習範囲の教科書精読 or MC/TBS
予定がある日:基本5時間(朝2時間(5-7)+夜3時間(21-24))
終日オフの日:基本12時間(朝6時間(5-8/9-12)+昼3時間(14-17)+夜3時間(21-24))
WD:平日の使い方
日曜日に作成したタスクリストに基づき、タスクを消化
余裕のない日:基本2時間(朝2時間(5-7))
余裕のある日:基本5時間(朝2時間(5-7)+夜3時間(21-24))
S:土曜日の使い方
日曜日に作成したタスクリストに基づき、タスクを消化(午前)
タスクが完了した場合:1週間分の内容復習 or ご褒美タイム(勉強しない)
タスクが未了の場合:未了タスクの消化
予定がある日:基本5時間(朝2時間(5-7)+夜3時間(21-24))
終日オフの日:基本12時間(朝6時間(5-8/9-12)+昼3時間(14-17)+夜3時間(21-24))
紙の教材 vs 電子教材
どちらを中心に使ったのか?
私は電子教材中心に使用していました。
理由は単純で、『紙教材は重くて持ち運びに不便だったから』です。
しかしながら、電子教材をメインに据えた学習経験はUSCPAが初めてだったので、最初の方は戸惑いがあったことをよく覚えています。(紙教材の手触り感がなく、覚えられているのか不安だったりしました。)
それを克服するためにいくつか工夫したことがありますが、詳細は後述します。
紙の教材
紙の教材は主に自宅で、夜寝る前の精読時に使用していました。
ちなみに演習は全て電子教材で行っていたので、問題集は一度も使用しておりません。
電子教材
教科書:Abitusの電子教科書をスクショし、GoodNoteというアプリに張り付けて使用していました。(グレーかもしれませんが、あくまで個人利用の範囲です。)
Abitusの電子教科書は書き込みの操作性に不便さを感じていたので使っていませんでした。
問題演習:すべて電子教材を使用していました。
iPad学習法
周辺機器
iPad学習法とは、文字通り”iPadを使用して学習する方法”です。
実際に私が使用していたものは下記の通りです。
iPad Pro
Apple Pencil
ペーパーフィルム
GoodNote(App Storeのアプリ)
教科書
上述の通り、私はAbitusの電子教科書をスクショし、GoodNoteというアプリに張り付けて使用していました。(グレーかもしれませんが、あくまで個人利用の範囲です。)
リリース問題
Abitusの受講生サイトよりDLしたPDFをGoodNoteに取り込み、演習をしていました。間違えた問題は別個にGoodNoteで管理し、”間違えノート”を作成していました。(GoodNoteの機能で簡単に作成することが出来ます。)
MC問題
”完成”の定義
個々のMC問題完成の定義は、下記3点を充足することでした。
① 2周目終了時点での正答率100%(=範囲が分かっていたら確実に解ける)
②(計算問題以外の場合)他の3択が間違いである理由を説明できる
③ 3周目以降間違えたことがない(間違えた場合、②に立ち返って復習)
また、これらを正確に把握するためにExcelで問題演習リストを作成・管理していました。(Abitusの機能だと過去の正誤履歴が把握できないため)
なお、各科目の最終的な完成度(正答率)は下記の通りです。(私が受験直前に全設問を解き直した時の正答率です。)
1周目
Abitus公式のアプリでMC問題をひたすら回していました。
2周目
Abitus受講生サイトのMC演習機能でランダム出題で行っていました。(出題範囲=特定の単元)
3周目以降
出題範囲=全単元 / 問題数=30題 に設定し、取り組んでいました。(制限時間:30分)
TBS問題
”完成”の定義
MC問題とは異なり、TBS問題は基本的に1.5周しか取り組んでいませんでした。
1周目:すべてのTBS問題に取り組む。正誤にあまり拘らず、間違えていた場合でも解法を理解出来たらOK。『理解しづらい・2周目も解法を思い出す自信が無い』と感じた問題にチェックをつける。(私の場合、全体の6割程度でした。)
2周目:1周目にチェックを付けた問題のみ取り組む。
開始タイミング
MC問題2周目終了後。
模試までにTBS問題を1周出来るくらいのスケジュールが望ましい。
模擬試験
受験時期
私の場合、基本的に本試験約1か月前の土曜日に受けていました。
上述した"S-S"型サイクルの最終日にあたる土曜日に設定、その週は最大限模試に対する準備に充てて本番と同じリズムで取り組んでいました。
活用方法
”合格者平均点”をとることを目標に受験していました。
Abitusの場合、模試の受験タイミングとして本番1か月前を推奨しています。そのため、受験者の多くが同時期に受験する=”模試の成績が学習状況の客観的指標になる”と考えていました。
受験前の6日間を”試験対策期間”として、自分が苦手な範囲やMC・TBS問題の解き直しに充てていました。
また、受験後はその日のうちに復習をし、理解の浅い分野・苦手な論点の特定を徹底しました。
リリース問題
何年分解いたのか?
あまり古いリリース問題はあてにならないと思い、過去5年分のリリース問題を解きました。
開始タイミング
模擬試験受験前に最も古い1年分を解きました。
模擬試験の復習と直前対策講座の受講が完了した段階で残り4年分を解いていました。(受験本番の2週間前~のイメージです。)
余談ですが、直近のリリース問題は本番に出題された問題と酷似していた印象があります。
直前対策講座
開始タイミング
模擬試験の復習終了後、苦手単元の復習が完了したタイミングで受講していました。(受験本番の3週間前~のイメージです。)
終わりに
今回の記事、いかがだったでしょうか。
最大限効果的に学習するためにはインプットとアウトプットのバランスを考える必要があると私は考えています。
また、アウトプットの良質化のためには演習の過程で自分の正誤履歴を確りと管理することが重要であると思いました。私の場合、上述の通りExcel管理表で正誤の履歴を残し、直前期には過去間違いの多かった分野中心に復習を徹底しました。
4科目の最終成績は下記の通りです。
この記事が少しでも読んでくださった皆さんの参考になれば幸いです。
最後までご覧頂き、有難うございました。それでは。
次回の記事 (未定)
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