ベンチャーのぼっちデザイナーが制作会社に転職した話②
前回は前職について書きました。
今回は今の制作会社に入るきっかけや前職への思い、これからについて書こうと思います。
今の自分をどうにかして変えたい
教育系のベンチャー企業で働いてるにもかかわらず、自分が教育に対して熱い思いを持っているのかも分からない。デザインのスキルもない。
この時ちょうど社内で理念会議を行ったり、自分のこの会社への思いを記事にして発信していく活動をしていました。
みんな熱い思いを持って前だけを見て進んでいるのに、私は自分の思いが分からなくなっていて立ち止まっているんです。
その活動がきっかけで、他のメンバーとの気持ちのギャップに気が付き、そのギャップを埋めるため・自分を変えるためのアクションをとりました。
教育や哲学、幸福学に関する本を読んだり、SNSで繋がったデザイナーさんに会って話を聞いたり、、1人で考え込んでもわからなかったので、色んな人と知識に触れることをしていました。
そんな中で一つ気が付いたことがあります。
結局、体験から学んだことが一番強い
前回の記事でも書いたように、私は社長に誘われ、理念に共感してジョインしました。
でも本当にその理念を実現したいと思っている人は向こうからくるものだと思います。
なにかしらの体験から思いや感情が生まれて、行動に起こす。
それが一番シンプルで一番強い。
だれかにもらったものは、結局いつかは自分に合わないと感じるようになる。それは自分のものではないから、自分で見つけないといけない。
そう考えるようになってからは、無理に自分を変えようとするよりも「なんか面白そう」と思うもの、自分が"選んだ"と言えるものを選択していこうと思いました。自分の体験から学んだことです。
だから、前の会社に入るんじゃ無かった。選択を間違えたと言いたいわけではありません。
そんなことはちりとも思っていませんし、この考えも前の会社で教えてもらったことです。他にもたくさんのことを学びましたし、人生で一番学んだと思います。
むしろ、途中で抜けてしまったことへの罪悪感。責任のなさ、裏切りだとも思っています。私が思うくらいだから、相手はもっとそう思っている。
完全に私が悪いと理解した上での転職でした。
「なんか面白そう」なデザイナーさんに出会った
SNSで繋がったデザイナーさんと会って話を聞く中で、なんだか面白そうなデザイナーさんに出会いました。
私がまさしくやりたいと思うデザインをしていて、それができるように役職にとらわれず環境や人も変えて行く力を持っている人でした。
会うまでは転職する気なんて本当になくて、事前に「転職するつもりはなくて、お話を聞きたいだけなんですけど大丈夫ですか?」と確認をとっていました。
でも変わりたいと思う自分が、なりたい理想の人物像を見つけてそのまま終わりにするなんて絶対に後悔する。そう思って、そのデザイナーさんと会った後の帰りの電車の中で一緒に働きたいとメッセージを送りました。
ざっくりですが、これが今の制作会社に入った経緯です。
転職活動という転職活動はしていませんし、このメッセージを送り、内定もまだもらっていないタイミングにもかかわらず、前の会社には辞めることを伝えていました。
もし内定をもらえなかったとしても、前の会社にはいれないし、いてはいけないと思ったからです。
もっともっとデザインをやりたい
振り返ってみてもこの行動からわかるように、自分はもっとデザインに熱中したかったんです。
時間も忘れて
立ち止まっているかなんて考えることもなくて
ただ目の前のものを良いものにすることだけを考える
今の所は、それが自分にとって幸せな生き方なんだと思います。
起業したいとか、自分の思い描くサービスを作りたいとか、次の行動は熱中していたら自然と見えてくるはず。
無理に段階をすっとばさずに自分の感覚を大事にする。
これから
今は制作会社で尊敬するデザイナーさんの元でデザインを勉強しつつ、経験を重ねて、前の会社・今の会社とそのデザイナーさんに恩返しができるくらいのデザイナーになりたいと思います。
のちのちは、その経験を生かしてサービスを作ったりするのも面白そう。
今のことを全力で楽しみながら、将来を想像して、他の人に頼らず自分の感覚で選択できる生き方をしていこうと思います。
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