Luv(sic) Part 5 前半部の解釈および和訳
i 本記事では『Luv(sic) Part 5』の歌詞の前半部の解釈および和訳を行う。(後半部については解釈に自信が持てておらず、現状行う予定はない)
ii 歌詞制作者のShing02によって公式の和訳が公開されているが(英語歌詞についてもリンク先から確認可能)、英語の元歌詞のニュアンスがすべて訳し出されているとは思えないため、この公式訳は適宜参考にするにとどめ、独自の解釈を行う。
iii 本記事については解釈を主な目的とし、和訳は副産物として生まれるものとする。
iv この曲の歌詞が書かれた背景について説明する。『Luv(sic) Part 5』の歌詞は2人の人間の死が理由となり書かれたものである。その歌詞が書かれた経緯についてのShing02による説明を以下に抜粋し翻訳する。
v なお、「レザレクシオン(Resurreccion)」とはスペイン語で「(キリストの)復活」の意であり、恐らくはこれを踏まえ前半部の歌詞にはキリスト教的テーマが色濃く反映されている(反対に、Nujabesについて書かれた後半部にはキリスト教関連の表現はほぼ見当たらない)。
vi 以上を踏まえ、以下より歌詞の解釈を行う。
1 till death do us apart, and it did
「till death do us apart」は主に西方教会の結婚式で使われる決まり文句で、「死が2人を分かつまで(あなたを愛することを誓う)」という意味の文言である。その後に「and it did」と言っているが、つまり「it(死)」が「did(2人を分かった)」という意味である。
すなわち、この一文は、「『死が2人を分かつまで』、そのように私たちは誓いあったが(あるいは、そのように誓えるほどの親しさだったが)、(実際に)死がやってきて、我々2人を引き裂いた」という内容を、いとも短い時間で言い切っている。「and」はあっけなさを演出していて、いうなればこの一文は、「私たちは大変愛しあっていました……はい、死にました」というようなあまりに唐突な響きを持っている(このような非常に短く簡潔な表現は、it、didのような代名詞を常用する英語でこそ成し得る技で、日本語の訳で同じことをするのは難しい)。しかもこれは歌詞の冒頭である(Everything is quietを除けば)。英語を母語としない人間にとっては、ここまで説明されて「へえ、そういう意味なんだ」とようやく思えるわけだが、以上の内容をいちいち頭で考えずとも理解できる英語母語話者がこの冒頭からどのような衝撃を受けるかは、想像に難くない。
念のためおさらいするが、この部分から読み取れる主な情報は、1. 誰かが死んだ、2. その人は結婚という最上の結びつきを引き合いに出すほど親しい人だった、3. しかも、その人の死は突然やってきた(老衰などではなく)、あたりである。これだけの情報が歌詞冒頭数瞬の間に与えられ、聴いている側に緊張が走るわけである。
2 come sudden like clouds, and it hid my sun,
「雲のように突然やってきて 私の太陽を隠した」
主語は「death(死)」だろう([The death has] comeだろうか?)。彼の死が雲のように「突然」やってきて、その死という雲が私の世界から光を消した。
3 my truth heavier than imagined, a lid die-cast in lead
「想像したよりも重い真実 (それは)鉛で作られた鋳物の蓋」
ここでも「death(死)」が主語だろうから、「death = my truth(私の真実)」ということになる。「私の真実」の解釈だが、「私の人生に降りかかってきた、避けられず襲いくる死という現実(真実)、そしてそれは私が今まで(なんとなく)想像していたよりもキツい(heavier = 重い)ものだった」ぐらいの意味だろうか。「lead(鉛)」は当然灰色だから、前段の雲とリンクしている。なお、「die-cast(ダイキャスト)」は鋳造技術の一種だが、これは大量生産に適した技術のため、「私にとって唯一の存在である特別な人に、ダイキャストで作られた『大量生産の/個性を無視する』死が襲いかかった」ぐらいの意味合いは込められているかもしれない。
4 on our lives we nourished
and the days we cherished as kids
「子どもの頃に[子どもの頃から]私たちが育んだ人生 そして日々」
前の歌詞の部分とつなげると、「子どもの頃から私たちが育んだ人生、そして日々が、死という灰色の雲(鉛の蓋)に覆われてしまった」ということになる。
5 we let them whizz on by, but when I rewind
「何の気なしに過ごしてしまったが 巻き戻してみれば」
「them」は「our lives」と「the days」。「whizz by」は「弾丸が高速でかすめていった」のような場合に使う。
「rewind(巻き戻す)」は、テープの巻き戻しなどを指す時に使う。
6 your smile is the only thing that comes to mind
your smile is the only thing that shines
「思い浮かぶのはあなたの笑顔だけ
輝くものはあなたの笑顔だけ」
太陽が隠され光が消えた世界の中で、思い出の中の笑顔だけが輝いている。
7 in your last breath you told me, that you had to go
「いまわの際 あなたは私に言った 『行かないといけない』と」
8 'cause it pained you so,
「『あまりに苦しいから』と」
「it」が何を指すのかははっきりしない。公式訳だとこの部分は「痛みがもう限界だと」になっている。
9 oh I loved you so much so
「私はあなたのことがあまりに愛しかった」
文末の「so」の文法的説明はよくわからない。
10 was I selfish to hold on,
and cling on to your body that hosts a soul
that wanted to set free the eagle in a cage
「私は身勝手だったろうか
あなたの魂は籠の中の鷲を自由にしたがっていたのに
その魂を宿したあなたの体にすがりついてしまった」
聖書において「鷲」が何か特別な意味合いを持っているかは不明。
11 and you became eagerly what I wanted to be
「しかし(そんな私にもかかわらず)あなたは足早に私がなりたかったものへとなったのだ」
「eagle」と「eagerly」で音を似せているのだろう。「eager」は「熱心」というような意味が第一義に出てくるだろうが、「impatient(性急)」を前面に訳した方がいいと思う(現世の体にすがる私を置いていったので)。
「what I wanted to be(私がなりたかったもの)」が何を指しているかは確信が持てない。後半の歌詞で
とか、
とか言っているし、また、luv(sic) part 3では(以下、part 3は公式訳を引用)、
とか、
など、アーティストとしての理想と現実の生活の苦しさとの間での葛藤のようなことを言っているので、現世から解放(set free)されあの世に行けるというのを、一種の救いと見なしているのかもしれない。
「カクテルで混ざる 恥とうらやみ」というのは、彼岸へと到達できた者へのうらやみと、うらやんでしまうということへの恥(つまり、死んだ人間をうらやむという不謹慎さ、および現世の苦しみから逃げてしまいたいという軟弱さ)、だろうか(そして、そういう感情をバーで酒を飲み紛らわしている)。
あるいは、公式訳に「私が憧れていた人になった」とあり、つまりなりたい対象は「人物」であったということ、およびこの後説明するように「あなた」はキリストに譬えられていることから、「私が憧れていたキリスト(罪のない人、現世のしがらみと別次元にいられる人)になった」とも読めるかもしれない。
12 you the person to leave, I the person
to see off another best friend to land's end
「あなたは去り 私は見送る
またひとり親友が地の果てへと消えていく」
13 I watched grown men moan, and women weep
「大の男が呻き 女が泣いた」
14 as you quietly descended six feet deep
「そうした中であなたは 静かに墓へと降りていった」
「six feet deep [あるいはsix feet under]」は「死ぬ/埋葬される」というような意味で、死体を埋めるための穴の深さが6フィート(= 約2メートル)だったということから来ているらしい。
15 but the spirit ascended before our wet eyes
「しかし (あなたの)魂は我々の濡れた眼の前で天へと昇っていった」
「墓へと降りる体」と「天へと昇る魂」の対比。
16 a gift from god, returned to sender
「神からの贈り物は 送り主へと戻された」
キリストに譬えられているようにしか見えない。キリストは天上から神によって遣わされ、処刑された3日後に復活し、その後、昇天し天へと還っている。
17 though I like to pretend that this never happened
I can turn around and see you laughing
「これ(死)が起きなかった振りをしてしまいたい
振り返ればあなたの笑顔が見える」
thoughが副詞節を作っていると考えると、この2文はひとまとまりということになり、「これが起きなかった振りをしてしまいたいが、振り返ればあなたの笑顔が見える」となるが、よく意味がわからない。公式訳でも、
「まだ、すべてなかったことにしたい
振り向けばそこで笑っているのが見える」
となっているため、この2つの文は分離しているはずである。
そこで、「though」の後に「,」が入っているものとみなし、この前の部分とつなげて、「The spirit ascended before our wet eyes. Though, I like to pretend that this never happened. I can turn around and see you laughing.(魂は天へと昇っていってしまった。しかし、そんなことが起きなかった振りをしてしまいたい。振り返りさえすれば、あなたの笑顔が見えるのだし)」であるとみなす。
18 but the fact is you could never practice
getting blind-sided and eating the wind shield
「しかしあなたは 何の前触れも予告もなく
不意打ちを食らって フロントガラスに衝突したのだから」
6で「輝くものはあなたの笑顔だけ」と言っており、光の消えた現実から逃避して思い出/過去に「振り返り」しがみつきたいとも思ったが、しかし死んだあなたは「振り返る」暇もなく死角から車(= 死)に轢かれたのだから、私だけ死という現実から目をそらしているわけにはいかない、と言っている。
19 endless field of shards of glass
「無限に広がるガラスの破片」
現実に車のフロントガラスに人が衝突した場合にそのガラスが割れて飛散するのかはわからないが、ここで地面に散らばるガラスの破片は衝突事故で割れたフロントガラスの破片、つまるところ死の残響であって、天空に昇った死者と違い、生者の我々はその死の苦しみを足の裏に受けながら地上を歩かなければならない。そして、この破片(= 苦しみ)は「無限」に広がっていて、終わりが見えない。これが次の歌詞につながる。
20 this too shall pass, but reality bites, it says not so fast
「これ(= この苦しみ、無限に続くように思われるガラスの大地)にもやがて終わりが来よう
しかし現実は厳しいもの
早々と終わりはしない」
喪失の悲しみが終わらない。
ここで、説明の便のため、次の部分の歌詞(21)を飛ばし、先に歌詞前半部の最終部分(22)を解釈する。
22 please bless a forehead, cold in a bed
or alone on the road with nobody to hold
when the pouring rain is too much to bear
it's a reason to live for a seed that needs care
「ベッドに冷たく眠る人 彼の額を祝福してほしい
あるいはまた 道端に独り 誰からも抱擁されない人
彼の額を祝福してほしい
土砂降りの雨が耐えられない そのような時は
世話が必要な種のために生きる それがあなたの理由になる」
「ベッドに冷たく眠る人」とは、死んだジェフのことであろう。
「道端に独り 誰からも抱擁されない人」とは、聖書における「善きサマリア人の譬え」に出てくる、追いはぎに襲われ道端に放置された人を指しているように見える。
ここで重要な材料となるのは、「(愛を施すべき)隣人というのは、これまでに作られた規則や慣習とは関係なく、自らの意思で選択することができるものである」、という見解である(「祭司」と「レビ人」は祭事や儀式を担う人で、血だらけで倒れる人を忌避するある種真っ当な理由を持っていると言える。一方、サマリア人はユダヤ人と敵対関係にあり、本来ならユダヤ人相手に安々と手を差し伸べるものではない)。この見解を、後で解釈のパーツとして使用する。
次に、2で太陽を隠した雲が「土砂降りの雨」を降らしたのだが、それは、雨が降ることがなければ地中に眠っていたままだった、まだ見ぬ「種」を芽吹かせる(= 出会ったことのない人と巡り合う)要因にもなる。
「世話が必要な種のために生きる それがあなたの理由になる」とあるが、ここで「理由」がどういう理由なのかがはっきりしていない。「生きる理由になる」、つまり、「世話が必要な種のために生きる、それが生きる理由になる」でもよいが、私はここでさらに踏み込んで、「それが死者への執着から離れ、自分の人生を前進させる理由になる」としたい。このように考える理由を以下に示していく。
まず、ここでいう「種」とは、聖書における「小さい者」だと思う。
上記における「王」とはキリストのことで、歌詞内でジェフは天に上げられたキリストに譬えられているのだから、つまるところ、「小さい者」とは「まだ見ぬ種」に等しく、それはさらに、上で述べておいた、「私が自分の意志で新たに選ぶことができる隣人」に等しいのである。実際、「please bless a forehead, cold in a bed or alone on the road with nobody to hold」の部分で、ジェフと「(寄る辺なき)隣人」は並列されている。よって、新たに出会った人(あるいは、自分の意志で関係を持とうと決意した相手)を世話することは、ジェフへと奉仕することに等しい、ということになる。種は世話し育むものであるが、4で言っているとおり、他者との生活/日々/関係もまた「nourish = 育む、養う」ものだったのである。
これを前提に、上で飛ばした部分を読む。
21 first you must climb a calvary of shattered hopes
and then a mountain of prayers unheard
'till you reach that peak where you can see the dark abyss below
then you let me know if you have what it takes for a leap of faith
I had to say, hell no, heaven yes, but not yet
「はじめに 砕かれた希望の丘に登り
次に 聞き届けられぬ祈りの山に登れ
そして 真っ黒な深淵が眼下に広がる 頂上に到達する
そうしたら教えてくれ 信じて飛ぶことができるのかと
私は言った そんなの無理だ いや、もちろんできるさ だが、まだ準備はできていない」
まず、「you」、「me」、「I」がそれぞれ誰を指しているかだが、これは神から信仰を試されている図式だと捉えると筋が通る。つまり、「first you must climb[...]」、「'till you reach that peak[...]」の「you」は神から見た歌詞の主人公である人間で、「then you let me know[...]」は、神が、「お前(you)は、私(me)に、信仰の跳躍を行えるかどうか答えを示せ」と言っていることになる(実際、公式訳でも、「先ずこの壊れた希望の丘を登り、そして見捨てられた祈りの山に立て」と最初の部分が命令形になっている)。そして最後の「I had to say[...]」では「I」が人間である「私」であり、神に対して答えていることになる。
以上が前提となるが、砕かれた希望とか、聞き届けられることのない祈りというのは、ジェフはなぜ死んでしまったのかという絶望とか、どうか時を戻してほしいという無為な願いとか、そういうことであろう。そのような思いが積み上がり「丘」や「山」になるほど繰り返し何度もジェフのことで苦悩したのである。ちなみに、「丘」と訳した「calvary」は、固有名詞としてはキリストが処刑された場所であるゴルゴダの丘を指す。
すでに死んでしまったジェフのことをどれだけ繰り返し考え続けても何も変わらないのだから、彼への無為な執着を捨て、現実との関わりを取り戻す決意をする、ということを、地上にいる名もなき小さき者に手を差し伸べることは、キリスト(= 天へと昇ったジェフ)へと奉仕することと同じである、という見解(= 一種の信仰)を受け入れることになぞらえて表現しているのであろう。
現実の人間に目を移すということは、ある意味ではジェフのことを忘れるということであり、一種の罪深さが伴う。ひたすら死者について嘆いても何の前進もないのは真実だろうが、本当にジェフへの執着を後に残して、新たな友人(隣人)への奉仕はジェフへの奉仕に等しいという、確実とは言い切れない見解を受け入れて、現実の人間にかまけてしまっていいのか?絶対の答えはわからないが、自分の世界に思い出の中の死者の笑顔しか光がない、という状況を変えるには、思い切って決断するほかないのだ……ということを、キリスト教という、究極的には確かな根拠なしに信仰へと入ることを決意せねばならない対象になぞらえて表現しているのであろう。「leap of faith(信仰の跳躍/信じて決意すること)」とは、宗教的な文脈と非宗教的な文脈、どちらでも使われる表現である。
よって、この歌詞は全体として、雲(死)が太陽(希望)を奪ったが、その同じ雲が雨を降らし、雨が降らねば芽生えるはずのなかった種(新たな出会い)が育つ契機を生む、という比喩的構造を基調とし、そこにキリスト教的モチーフを織り交ぜながら、死への苦悩とそこからの肯定的離別を表現した素晴らしい作品だと私は思う。
和訳全文
最後に、以上の解釈を踏まえ、歌詞としての通りを良くするための調整を加えた和訳の全体を以下に示す。
till death do us apart, and it did
「死が2人を分かつまで」 そして分かたれた
come sudden like clouds, and it hid my sun,
雲のように突然やってきて 私の太陽を隠した
my truth heavier than imagined, a lid die-cast in lead
想像したよりも重い真実 鉛で作られた鋳物の蓋が
on our lives we nourished
and the days we cherished as kids
子どもの頃から私たちが育んだ人生 そして日々を覆った
we let them whizz on by, but when I rewind
何の気なしに過ごしてしまったが 巻き戻してみれば
your smile is the only thing that comes to mind
思い浮かぶのはあなたの笑顔だけ
your smile is the only thing that shines
輝くものはあなたの笑顔だけ
in your last breath you told me, that you had to go
いまわの際 あなたは私に言った 『行かないといけない』と
'cause it pained you so,
『あまりに苦しいから』と
oh I loved you so much so
私はあなたのことがあまりに愛しかった
was I selfish to hold on and cling on to your body that hosts a soul
that wanted to set free the eagle in a cage
私は身勝手だったろうか
あなたの魂は籠の中の鷲を自由にしたがっていたのに
その魂を宿したあなたの体にすがりついてしまった
and you became eagerly what I wanted to be
しかし あなたは足早に 私がなりたかったものへとなったのだ
you the person to leave, I the person
to see off another best friend to land's end
あなたは去り 私は見送る
またひとり親友が地の果てへと消えていく
I watched grown men moan, and women weep
大の男が呻き 女が泣いた
as you quietly descended six feet deep
そうした中であなたは 静かに墓へと降りていった
but the spirit ascended before our wet eyes
しかし あなたの魂は
我々の濡れた眼の前で 天へと昇っていった
a gift from god, returned to sender
神からの贈り物は 送り主へと戻された
though I like to pretend that this never happened
こんなことが起きなかった振りをしてしまいたい
I can turn around and see you laughing
振り返ればあなたの笑顔が見える
but the fact is you could never practice
getting blind-sided and eating the wind shield
しかしあなたは 何の前触れも予告もなく
不意打ちを食らって フロントガラスに衝突したのだ
endless field of shards of glass
無限に広がるガラスの破片
this too shall pass, but reality bites, it says not so fast
この苦しみにもやがて終わりが来よう
しかし現実は厳しいもの
早々と終わりはしない
first you must climb a calvary of shattered hopes
はじめに 砕かれた希望の丘に登り
and then a mountain of prayers unheard
次に 聞き届けられぬ祈りの山に登れ
'till you reach that peak where you can see the dark abyss below
そして 真っ黒な深淵が眼下に広がる 頂上に到達する
then you let me know if you have what it takes for a leap of faith
そうしたら教えてくれ 信じて飛ぶことができるのかと
I had to say, hell no, heaven yes, but not yet
私は言った そんなの無理だ いや、もちろんできるさ だが、まだ準備はできていない
please bless a forehead, cold in a bed
ベッドに冷たく眠る人 彼の額を祝福してほしい
or alone on the road with nobody to hold
あるいはまた 道端に独り 誰からも抱擁されない人
彼の額を祝福してほしい
when the pouring rain is too much to bear
土砂降りの雨が耐えられない そのような時は
it's a reason to live for a seed that needs care
世話が必要な種のために生きる それがあなたの理由になる