便所の床で1時間うずくまっていた
気温差と疲れによる大腸過敏。久々に到来。
出先のトイレで脂汗流して倒れていた。
健康診断のときは、通信簿を受け取る出木杉くんばりに余裕で結果を見た俺が、一か月たたないうちに便所の床に倒れているとは誰が予想できたであろう。
「便座に普通に座る」じゃないですよ。体を前に折り畳み、便器からパンツを下ろしたまま床に崩れ落ち、神聖な便器におがんでいる人のままじっとしていた。
たまに、少しでも楽な体性をさぐって体をよじらせる。
便所でパリ五輪の新種目ブレイキンに影響された人みたいだ。
清潔なトイレで助かったけど、出先のお店のトイレだから、足音がするたびに「今は来るな~」って唸ってた。
電気が消えるたびに、人が来るのが怖くて、片手をあげてセンサーを反応させる。
昔、同じ状況になったときも思った。
倒れたまま、天に右手をあげて光を求める感じが、クモの糸にすがろうとする罪人みたいだ。
下腹部の激痛と圧迫感で脂汗を流し、便所の床を見つめながら、浮かんだ妄想がある。
いまこの場に、ドSの天使が降り立って、
「その便所の床を舐めたら解放してやるよ」
って言われたら、即いける。
金を借りるために債権者が靴を舐めさせるというシチュエーションがあるけど、あれが本当にあったとしたら、上の人がやらせるんじゃなくて、土下座した「窮地の人」が生きるために自らやりだしたんじゃないか。
なんかしないと!と視界に入ったのが「靴」で。
脳と腸はつながっている。腹巻はきもちを安心させるので良い。
どんなにかっこ悪くても年中用意しておこう。上に透けないようなコーデも意識していく。
その後、念のため病院に行った。
スパイス・激辛が大好きなのに、腸は受けつけない体質なのかも…。上の口は喜んでるのになあ
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読んでくれてありがとうございます。
これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。