「幼年期の終り」と「アンティルドーン」に共通して出てくるコックリさんみたいなやつ
昨年末からSF小説を読み始めて、新年は「幼年期の終り」を読み終えましておめでとうございます。2020年!
人類の頭上に巨大UFOが登場!何もきかされないまま圧倒的な化学力をちらつかされて支配!軍隊廃棄!戦争も回避!人類は自滅の危機を回避して豊かになりましたが、支配者の正体はずっとわからないまま・・・という小説です。
そこで、ゆるやかに管理された人類がパーティーしている場面で、数年前にプレイステーション4で発売されたホラーゲーム「アンティルドーン」にも出てくる、あるアイテムが出てくる。
海外のコックリさんみたいなやつ。
その場のみんなで指をあわせて質問をすると、アルファベットの並んだ板の上を動いて答えがもたらされるやつ。
もしかして、これ海外ミステリーのお約束展開になってる? と思ったんですが、主要人物がそろったところで
「こんなものがあるんだけど・・・」
と、コックリさんの道具一式を持ちだしてくる。まさか、こんなもの、何もないだろうけどね!ちょっと戯れとしてね!
と始めると、一座からは出るはずのない「答え」が出てきてしまう。
そして、誰が動かした!?お前か?いや違うって!私も知らない!とパニックになる展開。
「幼年期の終り」では、謎の異星人の故郷の星の座標が出てくるんだけど、停滞した展開に突然アナログな機械が出てきて決定的なワードをはじき出すのは印象的。他のミステリーでも出てくる?
それにしても、アイザック・アシモフ先生が読みたくなる。
思った以上にエンタメで。ロボットの登場人物にはRがつくわかりやすさとか、そういうところが好き。ものすごい知識があるから、見せかけの難解さは必要ない感じ。先日、生きていれば100歳の誕生日だったそうです。
われはロボットの表紙のロボットのデザイン、今見るとちょっと古いし、当時想像したものにしては新しい気がする。
明けましておめでとうございます。2020年よ。来たな。
エアカー・ロボット・令和2年。