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ホロライブのVtuberたちのゲームチョイスがコアすぎて気になる。

僕も以前紹介文を書いた「オブラディン号の帰還」を、Vチューバーの大神ミオが配信していました。

自分でプレイしたときは、同じところをぐるぐるぐるぐる回って、後半は当てずっぽう。
後ろで誰かが見てたらイライラしてテレビ割られてたぐらいの要領の悪さだったので、大神ミオが1回ごとに人物相関図をまとめて、すぐ翌日に反映させて、見る側のストレスをためないようにしつつ、初めて見る展開の驚きを共有する配信をしているのを見て、
「やっぱプロなんだ」
素人っぽく見えるプロなんだ!と思った。

「戌神ころね」の耐久配信も、適当に選んでいるようで、言葉のわからない海外のファンやマニア受けを考慮したゲームチョイスをしている気がする。

PCエンジンやセガサターンの実機を手に入れて、1発目が「ミスターボーンズ」
知り合いに推薦されたのが「ラストハルマゲドン」
一般女性にそんな友達、いますか…? いるんならしょうがない。


上記ふたりは、大空スバルの「デトロイトビカムヒューマン」配信を観たらYOUTUBEが薦めてきたストリーマーです。
Vチューバーごとの関係や設定は知らないけど、大空スバルって、もっと明るくてパーティーゲームとかをワイワイやる感じのキャラ…ですよね? じゃないと大空って名字でデビューできない。

(その名字でHITMANをやって、バールはともだちってフレーズが出た時はもっと盛り上がっていいと思った。「大空さん」のバールはともだちはずるい。キラーフレーズ!)

そのスバルが、本来興味なさそうな昔のRPGなんかをやってみたら、キャラクターにすっと感情移入できる性格だから、登場人物が死んだら明らかに動揺したり、泣きながらクリアにこぎつけて、ウソのない楽しそうな配信になった。


どれも、「あれ、このゲームと配信者の組み合わせ、意外といいぞ」って瞬間がある。
それは怖がりにホラーゲームをやらせたら悲鳴あげて面白いとか、そういうのじゃない。
怖がりの繊細な神経だからこそ、ホラーゲームの、みんなが気付けなかった細かい演出に気付いたとか、そういう瞬間に、おおっと思う。


深夜番組の「勇者ああああ」で、無名芸人のヤマグチクエストが、ポケモンより先に敵の捕獲を目的にしたRPG「リンダキューブ」をプレゼンして一躍知名度を上げた話。を読んだけど、

素人には「へえ! こんな作品があるんだ!」という驚きを、ゲーマーには「そうそう! これを紹介してほしかったんだよ!」あるいは「アルピーってこんなことも知らねえのかよ、常識だろ」と優越感を与えられるラインナップ。


プレイ済の人に優越感、未プレイの人に驚きと共感を与えられるゲームチョイスというのが、たしかにある。
話術とゲームチョイス、両方がはまると、それぞれの魅力が掘り出される。


話題作はおさえつつ、それ以外の無数のゲームの中からツボをおさえた提案をしていくゲームソムリエが、ホロライブのサポートにいるのかな。
「フム、あなたの気質と視聴者層からすると、次回作はこちらにすべきでございます、ほれ、ルートレター」
みたいに提案する人が控えてるのかな。

そんなソムリエがいるなら紹介してほしい・・・いや、ゲームについて書いてる僕のような人間がその役割になれたら理想的だな。

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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。