【あらびき団】今の藤本美貴を知らなくても、庄司がミキティー！と叫ぶ限り、ミキティーはアイドルであり続ける。

8月2日から2夜連続で「#あらびき団」が放送✨

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— TVerおすすめ (@TVer_official) August 1, 2022

真夏のあらびき団！放送地域から外れていたのですぐにＴＶｅｒをインストールして観た。
名物キャストとしては「ふーみん」がケツの穴から手つっこんで奥歯ガタガタ言わせたり、風船太郎がキャンプで鮎食ったり第三形態になったり。

最後は庄司智春が裸で今年を総括する、みたいなネタを毎年やってるんだけど、
「雑な切り抜き記事を書いているＷｅｂライターを退治する」
ネタだったのは、画面の前で拍手するしかなかった。

ＳＮＳ時代、無駄に世間を混乱させて不愉快な思いをさせ、本人は隠れている。
しょうもない悪。それは政治家でも毒舌タレントでもなく、雑な切り抜きをする人だと見抜いた庄司！
そうなんだよ！
ニュースに寄生して、テレビのひと言を切り取って、違う場面の顔とくっつけてアクセス数を稼ぐことが目的の人。週刊誌でもYouTubeでもいる。確かな情報に興味も問題意識もない。イラっとさせて人を集めるサムネのことしか考えない人によって哀しみ増幅されていく。
しかもその手の記事を信じて有名人を攻撃するレベルの人って、
「切り抜き記事は読まないで、元のメディアを見て本来の意図を知ってください」
と言ったところでその発言自体を読まないから（ちゃんと知りたいとか、疑問を持つとかできないから）抗議も反論もコミュニケーションもできない。

だから庄司はネタの中で攻撃する。他の被害にあったみんなの代弁する。
こんなバカみたいなネタでも、
「今どき切り抜き記事を見ちゃう人こそが本当のバカ」が常識になる空気を作れるかもしれない。

あいさつが「ミキティー」なのをずっと続けてるのもいい。
アイドルの藤本美貴が今どんな生活なのか知らないけど、庄司がミキティー！と叫ぶかぎり、
ミキティーはみんなの中で「成功している一握りの芸人でも手の届かないような人」でありつづける。

一番笑ったのは、千鳥の大吾お気に入り芸人らしい「シンレンサイ」の、宇宙人が卓球やるネタね。初見の深夜テンションだったこともあるけど笑った…。コントの途中で醜いけど強い第二形態に進化するネタ。キングオブコントの決勝にひとつかふたつはこういうバカネタ枠があってほしい。

最近気づいたけど、ベタな漫画でありそうなシチュエーション（だけど具体的に作品名はわからない）が好き。サツマカワＲＰＧや河邑ミクの告白コントや、ファイヤーサンダーの中ボスっぽい人のネタとか。

二夜目は、粗さにかけては誰よりも粗いスルメと、最近よく名前を聞く軟水や竹内ズ、あらびき団の大ボスハリウッドザコシショウが登場するはずだが、番宣にザコシの姿がないのはどういうことだろう。姿が映っただけで面白さの減るような初見の爆発力にかけたネタだったということならいいんだけど・・・つづく。