2025年新春。忙しい合間に観たVtuberの動画紹介

周りがインフルエンザにやられまして。
去年のクリスマスに一人だけワクチンを打った自分だけが、「むしろ必要とされている感じ」で燃えて三人ぶんぐらい働いてます。三年寝太郎が起動した感じ。

元旦しか休んでないし、菓子パンばかり食って芸術にふれてないから心の栄養が足りない!

そして、今。
土日に必ずなにか更新しようという自分ルールに縛られているのを実感している。このままだと疲れて寝てしまう。
そして明日「ちょっと遅れたけど」と言い訳をしながら、正月っぽいことや、何か映画の話でも書くことはできる。
しかし、自分ルールを破らず、あえて体力もネタも時間もない状態で文章をしぼり出すのが面白いんじゃないか。自分でも思ってもみないような何かが出て覚醒するんじゃないか。

週刊誌連載は地獄と聞くけど、あらゆる締め切りのある仕事って、どんなギリギリでも、平気でネタが枯渇してないふりをして成果を出さないといけないんだよな。すげえな。
サザエさんのイササカ先生って、締め切りに追われてる作家か何かじゃなかった?どんな作風なんだろう。
いややっぱイササカ先生はどうでもいい。

今年の癒しだったのは、音乃瀬奏っていう韓国育ちのVtuberが、人生初の福袋で何が出ても喜んでいるっていう動画だ。他には無い。

この人の天真爛漫さとしょうもないダジャレが、どこから来ているのかわからない。
Vだからか、帰国子女だからか、作っているのか、全て幻想のベールの向こう側に奏はいる。大型企画でもかなわない、なにか天然の人といる楽しさがあった。

ほかにも、去年からいろいろ観ていた。
音がすごいと噂に聞いていたファミコンの水戸黄門が、マジで思ったよりしゃべってたのに驚いた。
世界各国の問題を解決して、印籠を出しても毎回約に立たず、逆転裁判方式で証拠を出すという茶番が最高。
ステージクリア方式と時代劇のお約束感の相性がすごくいい。
実況者のパトラちゃん様はオープニングからいいし、実は人生の経験値高めのしっかりもの感をナチュラルに出すときがあって、安心して観れる。

博衣こよりの「街」実況。
ついにこれをやる人が大手事務所で出たか!
と思ったけど、どうしても終盤でグズグズになる&当時でも倫理的にアウトな部分があるゲームだから、どうするんだろう。

「街」というゲームの魅力はシナリオだけではなく、かつてドラクエに関わった人がこうやって新しいことに挑戦していた時代のワクワクにある。
成功したクリエイターたちが、「かまいたちの夜」で社会現象を起こしたあとに、インディーズゲーム精神を爆発させたワクワクがもう今は伝わりづらい。

石神のぞみのレトロゲーム挑戦シリーズは、全部有野課長のパロディサムネで、ほんとうに「あの感じ」でずっと見れる。
子どものころ親が厳しくてゲームができなかった人の、ちょっと優等生っぽさが見える言葉選びと、本当の初心者のプレイ。懐かしい正統派長期戦ゲーム実況だ。

観るひまがなかった大型イベント「みっころね24」でザコシショウと錦鯉が顔を出したと聞いて、そこだけでも見とかないといけない。

そのあとの戌神ころねが言っていたんだけど、
「ええやんええやん」は、元々だーりんずの松本りんすの口癖からできたギャグだということまで聞いていた。
そうなんだよ。あわれおじん芸人こと松本りんすの名前をころさんの口から聞くとは。錦鯉といい小峠といい、野生児揃いのSMA芸人とVtuberがつながっていくの面白い。

これを書いている今、Vtuber界で五目ならべ大会をやっている。
アソビ大全というミニゲーム集に収録されたふつうの「五目ならべ」が、意外と配信と相性良くて、ゲーム実況界隈で謎のブームになっている。
定番ゲームって強いね。
どれだけ面白いものを作り出しても、1000年後にもオセロや将棋や麻雀の面白さは減ってないのかもしれない。
あー、月曜日が来た。



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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。