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【Vtuber】さろめたるぎあ

小島秀夫作品を「アドベンチャー」や「TPS」だと誤解していた。
今見ると、小島作品のジャンルは「SF」だ。

近未来に起こりうる事態を想像して、そこでのガジェットや会話を作りこんで現在のことを考える。
SF小説を多少でも読んだから、腑に落ちた。

子供のころのぼくはメタルギアを「ドンパチ」だと解釈したから
撃ちあいとステルス要素だけ取り出して遊びたいなー、と会話スキップしながら考えていた。

昨日は壱百満天原サロメのメタルギアソリッド初見プレイを観て、見覚えあるのに
「こんなゲームだっけ」
を脳内で連呼。
コメントしてる層も、ミームとしてうっすら知ってるだけの初見が多かった。メタルギアを通っていない人がゲーム実況を見る!時代の流れ早い!

なにしろ主人公が女を口説く。

実写映像を使ってゲームで反核メッセージをこめるとか、テレビのリモコンやゲームのパッケージの話をするとか、印象的なパートばかり覚えていて、全く記憶から消えていた。

スネークさん、初めて通信する女性がいるとすぐプライベートを聞き出そうとする。こんな人だっけ。
たしかに90年代は女への興味を隠さず、しかしいざ戦いになると強い、みたいなヒーロー像が普通だった。スパイ映画で銃撃戦のあと流れるように女を口説く、みたいな。

そのスネークが、令和の女性配信者であるサロメ嬢に若干嫌がられているのが面白かった。
たしかに、違う部署の先輩がこのスピードで距離つめてきたら嫌だ。
いつの間にか、自分もアップデートとやらをされていたのか。

プレイした当時も、スタッフがゲーム本編に入ってから紹介されるのを記憶してたけど、あれは今見てもかっこいい。

タイトルを最初に出してスタートするのがゲームで、
タイトルの出しかたが重要な演出なのが映画。
序盤の昇降機があがるところのタイトルロゴ、ドーン!は、本当にかっこいい。
同時期のゲームをいくつか遊ぶと、あのグラフィックと凝り方が尋常じゃないクオリティなのもわかる。
振動機能が目新しくて、ヘリのプロペラにあわせてこんなに強弱のある震え方するんだ、って変なところで感動した。そんな時代だ。



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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。