【日記】ブックオフに本を売るのが毎年恥ずかしい。

ブックオフで割引券がもらえるので、本棚一列ぶん買取に持っていきました。自分の趣味をさらけ出すのが毎年恥ずかしい。

自意識過剰で趣味を人前で言うのが恥ずかしくて、(書くのはいくらでも晒せる)
店員に「こいつ、このコーヒーの染みつき本に値がつくと思ってんのか」と思われてる気がして、あらかじめ
「あ、汚れてる本もあるんで、よかったら処分してもらえたら・・・」
とか、言っておいて査定してもらうの、毎年やってるな!

今年は車の購入のために金をけちって、図書館に行くという知恵を使ったのでほとんど金にならなかった。
残したのは、中島らもの「牢屋でやせるダイエット」とか、永田カビのコミックエッセイとかいろいろ。

電子書籍じゃなくて紙の本を買ってるというと
「紙のぬくもりや手触りがいいんですか」
という質問につながる。
そうじゃなくて、持ってたら滑るし、本を閉じるボタンもどれか忘れるし、いっぱいあっても迷うし、操作性に全然なじめなくて、電子書籍では長い文章が読めないんですけど。みんなすごいなあ、どうやって適応したんだろう。

「牢屋でやせるダイエット」というのは、中島らもが大麻所持で拘留された日々を書いたもので、高血圧の薬がもらえず死にかけたことや、禁欲生活でなんでもない言葉や笑いが身に染みるようになった話。
パンくずを小鳥にやって少しでも寂しさをまぎらわせようとしてもすぐに注意されたことから、部屋の中を調べて隠しカメラらしきものを見つけた話もある。

国によっては、この本は発禁になる。それっぽい表現を集めているわけではないのでAIにも書けない。持ってうれしい。読めてうれしい。


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南ミツヒロ
読んでくれてありがとうございます。 これを書いている2020年6月13日の南光裕からお礼を言います。