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PS4/switch「フリーダムフィンガー」をクリアして「ラクガキが動くゲーム」をいろいろ思い出す
自機が中指。見ただけで「こういうゲームです」と自己紹介がすんでるシューティング「フリーダムフィンガー」をクリア。
「落書きが動くゲーム」の系譜でもあった。
フリーダムフィンガー。敵をグラブしている間、速さを犠牲にしてパワーアップする駆け引きがある。音楽もいい。 #PS4sharehttps://t.co/0li1527IGo pic.twitter.com/1uxce4nhzk
— 南 光裕 (@kohadamaguro) July 24, 2020
自機の中指ができることは
1・弾をうつ。2・殴る。
3.敵をつかんでその敵の攻撃を相手に向ける「星のカービィ」的暴力行為。これが意外に戦略的。ハードロック系のラウドなBGMも世界観に合ってる。
ゲーム製作者自身がバンドをやってるとか、近いセンスの人がBGMを手がけたとかだと思う。
演奏にあわせて弾が止まる音ゲーみたいな見せ方があったりして、曲を聞きながら遊べ!と要求している。
こういう音楽をやってる人は、学生時代にノートに中指突き出したラクガキをしてそう。
こういうラクガキしてる人は、こういうストーリーが好きそう。絵と話と曲が三位一体。
読めない文字が書かれた衛星があったから、中国のテロリストだ!と撃ち落としたら、あとでロシア語だったとわかるブラックジョークなんて、日本人だと絶対書かない。笑いよりも怒られるリスクのほうが大きい。
「ラクガキゲー」いくつ思い出せる?
ところで、フリーダムフィンガーのタイトル画面は実写の設定資料が映っているし、ロード時間では作者らしき男が何か書いている。
このゲームは「ラクガキゲーム」の系譜でもある。
「ラクガキ」がテーマのゲームは、ゲーム好きならいくつか思い浮かぶはず。
描いたキャラが動く「ラクガキ王国」とか。、「ドローン・トゥ・デス」という落書きバトルロイヤルもあった。
期待の新作「RPGタイム ライトの伝説」も。こっちはノスタルジーも入ってる。
日本では子供のピュアなラクガキを愛しく思うけど、海外では中高生のときに書いた下品なキャラクターが暴れる傾向があって、違いも面白い。
もっと「ラクガキゲー」思い出せそうな気がしたけど、出てこない・・・。
キャラクターデザインそのものよりも「表現方法」が強いから記憶に残ってないのかな。
海外ドラマで、子供のころ書いたキャラクターを恋人に誇らしげに紹介する場面があった。
そういうのは、日本だと中二病と言われて隠したがるけど、海外ではその時期にしか生み出せない、誇らしいものとされることが多い。
なんて言うの? 初期衝動?
ゲーム作りは地味な事務作業も山のようにあるのに、とちゅうで「中指が宇宙を飛んでいくゲームって面白いんだろうか」と立ち止まらずに、このイメージを貫いた。大作たちに中指を突き通した。インディーズ・スピリット!
任天堂のゲームも、「ヨッシーストーリー」の背景がクレヨン描きだったり、ペーパーマリオの新作「オリガミキング」も紙が動く。
必ずしもラクガキでなくていい。
「子供のころ想像力で動かすしかなかったもの」
に命を吹き込んだゲームは愛しい。
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