10月3日、映画

『君は永遠にそいつらより若い』を観た。無性に泣きたい、のに泣けない帰り道で、喉につっかえていた。物語やけど、あまりにも自分で何とも出来なくて、泣くことすら出来ない。何で死んだん、意味わからん、焦燥感が勝ったって。
やめてや、引っ張られる
気づけなかったことに悩む。気づけないようにしてるって言われても気づけない自分が憎いよな、
もう一度言うねんけど、これは物語、これは映画、って分かってるねんけど、ああこれが現実か、と。映画というか映像、視覚情報にひっぱられやすい人間なんやろうな。物語やのに現実との境目が分からなくなる。
帰り道、ルンルンウォーキングしてるおばさんや、男女4人でコンパしてる姿を見てむかついた。こっちはいま、混乱していて、気持ち急降下してんねん、頼むから今はやめてくれやって。完全な八つ当たり
理由は聞かないでください、自分でも分からないんで、ってそんなことがある。理由なんて分からないけど、無性に悲しくて、無気力で、ふと終わらせたくなる。

遺書を読み、アンケートは吉田が持っていた方がいいと思って渡そうとしたら、裏面のオリジナルキャラがイノギさんに色塗りされていた。
ここで私の心は完全に折れた。
そのままのホミネを置いておきたかったのに、侵食されたって、ぽっきり折れた。そこから感情の歯止めが効かなくなって、男の子にホミネの言葉を伝えなきゃって、衝動のまま行動しちゃいたくなるの、違うかもしれないけど分かる。ああ、もうどうしようもないけどせめて今からできること、最後の言葉を受け継ぐことと、私が救い出すことが使命やと衝動に駆られていた堀買を見ていて苦しかった。
欠陥品なんてことはない、人と同じことができなくたった構わない、人に曝け出さなくていい、とか、人には言えちゃう、本当にそう思ってる。けど、いざ自分事となると大丈夫って思えないから私は所詮偽善で、人の気持ちなんか分かってないと思う。


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