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繭棚考察書簡:2023-8-4


このマガジンは繭棚のヒントになる居場所を見学して取材した記事を列挙する予定だったのだけど、なかなか暑いなか取材先に挨拶はするものの、まだ取材するほどの関係性が築けず、進まなかった。

繭棚マガジン

一方で、繭棚のヒントになる本や資料の読書は、すこしづつ進んでいて、少ないながら見てきた居場所、人づてに聞いた居場所についての話や、過去自分が体験した居場所の経験と合わせて、考察は少しづつ進んできた。

何をやるべきかを考えるには、何をやらないのかを考えることとだ。
そして、全く予備知識なくこの記事を読んでる人に、何となくでもいいから何をやろうとしてるのかを伝え、興味がある人が声をかけてくれる切っ掛けになればいいなと思った。

このテキストは、次の3人にむけて書かれている。まったく背景のちがう3人は、居場所を作りたいという気持ちだけがそろっている。そしていまどきのSNS事情で、使ってるSNSが違うので、同報で連絡できない。

一人は大学の親友だ。デザインという同じバックグラウンドをもつが、子育ての経験がない。その分キャリア女性で研究熱心で、ネットワークが豊富だ

一人は近所の友達だ。感性豊かでやりたいことのアンテナが強く、保母さんの経験があり、子育ても経験している。地元のネットワークは豊富だし、フットワークが軽い

一人は今この記事を読んでいるあなた。居場所と言う言葉だけに反応したあなたは、その事しかわらない。でも共感してほしいとおもってる。

毎回、それぞれのSNSごとにメッセージをコピペするのは違うとおもったのがこの記事の切っ掛けだ。思いついたら連載していきたい。取材のその中にあればいい。

繭棚ってなにかわからない人へ

まず何のこと変わらない人には以下のサイトを読んで欲しい
短いコンセプトコピーにしたいけど、まだそこまで熟してない
サイトに書かれてる文章を拾って欲しい

シンプルにいえば、居場所メディア、カフェ、食堂、ご近所ぐらし をやりたい。それを繭(それぞれの人)を置く棚、繭棚プロジェクトとなづけた

サイトにデザイン思考をつかって思考の順番をまとめていたが、考える速度とまとめる速度があわなくなって、最新の考えは以下のNotionにまとめられている

ちょっと古いコンセプトコピーはこれだ。

その他、スケジュール感とかがメモしてあるページがあるので読んで欲しい

繭棚とは何であって何でないのか?

さて本題だ。繭棚は次のモノじゃない

  • 繭棚は街作りじゃない。暮らし作りだ

  • 繭棚はみんなに開かれてるモノじゃない。自分達の暮らしの場所だ

  • 繭棚は箱ありき、場所ありきじゃない。ただ場の力は大切

  • 繭棚はイベントドブリンじゃない。日常が大切だ。

  • 繭棚は何かを押しつける場所じゃない。それでいいんだよって行ってあげる場所だ

  • 繭棚は誰かを孤独にする場所じゃない。孤食、孤育、孤老を防いで、みんなをつなぐ

  • 繭棚は寝て食べるだけの場所じゃない。みんなで何かを作って売ることも考える

  • 繭棚は粗雑なものを否定する。可能な限り美しく効率よい暮らしを目指す

これは、私たちの考えるデザインメソッドの「問い」に当たるのではないだろうか。

これらは、以下の経験から見えて来た。2つの本、「ソーシャルデザイン」「ネイバーフットデザイン」を読んで、こども食堂と、商店街の主にこどもの居場所を見学しての感想だ。

その前には、コレクティブハウスでの暮らし、コモン付住宅での暮らし、LGBTQ+フレンドリーシェアハウスでの暮らし、ADDressを使った多拠点生活の経験も生きている。

この「問い」は、みんなの「問い」とどの程度、同じだろう?
みんなの「問い」を考えて欲しい。

5年後、10年後に向けて、やれることをやろう。焦らずゆっくりと。

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