54.『アイカンパニーの時代』再読&再考。
『アイカンパニー(i-Company)の時代〜キャリアを鍛える、モチベーションを高める〜』
https://www.amazon.co.jp/dp/4120033740/ref=cm_sw_r_cp_api_i_a8U2Eb0ZPVN3P
は、リクルートエイブリック(現リクルートキャリア)の小畑さんとリンクアンドモチベーションの小笹さんの共著。久しぶりに読み直しました。15年近く前の本だけど、全く古くない!!
むしろ、副業(複業)だ、リモートワークだ、と言われる今こそ、『アイカンパニーの時代』であると思いました!
読んだことを踏まえてお伝えしたいのは、
『アイカンパニー(自分株式会社)を意識して、どんどん自分自身を売り出していこう』ということです。そして、アイカンパニーを中心に、自分の得意×好きなことをアウトプットし、周囲からもらったフィードバックをインプットし、次に繋げよう。自分中心の人的ネットワークを育てていこう!
著書を簡単にまとめると、自分自身を1つの法人格と見立て、ビジョン、事業計画、事業戦略、事業戦術を考えて言語化・可視化し、自社・顧客・競合の3C分析、SWOT分析などを行い、企業活動を行いながら社会に価値を還元し、自社の価値を高めていく。
自分の持つスキルは、業界や職種が変わっても活かせるポータブルスキルと、専門性の高いテクニカルスキルと、スタンス(仕事観、職業観などの価値観)の3つ。
そんな感じだ。(簡単にまとめすぎてごめんなさい)
自分株式会社のブランドを確立し、自分自身の体験や経験、価値観自体が商品となる時代がきている。15年前よりも自分自身を売り出せる手段は格段に増えた。
SNSやインターネットメディアはただの自己表現だと思っていたが、自分自身の価値が高まれば、モノとサービスの販促につながるのだ。
Twitter、YouTube、facebook、Voicy、Instagram、Tiktok、そしてこのnote(その他ブログ)。※きっとこの他にもたくさんあると思う!
これらのメディアを活用して、どんどん自分の持つ知識・体験・経験を発信することができる!
きっと好きなことや興味のあることの発信が継続しやすいだろう。私の場合はなんだろう?『自分事』と『食』のことかなぁ。日常生活の中の見え方を自分なりに切り取って視点を共有することができるかな。
そんな、気軽に情報発信の主体者となれる環境がある中では、自分自身を中心に据え、人間関係、ネットワークの中心にいることが大事だと感じる。以前読んだ記事で、自分から伸びるノード(枝)が多ければ多いほど、自分に必要な情報が集まってくる量も質も高まると書いてあった。ネットワークの末端にいると、自分から伸びるノードが少なくて、入ってくる情報も少なくなる。(情報の非対称性)その分、適正な価格での発注や受注がなされなくなるリスクもある。
『◯◯が得意な人』と『◯◯ができる人を欲する人』をつなぐハブになっていくことで、『◯◯が得意な人』をたくさんのバリエーションで知ることとなり、きっとその中から市場ニーズをキャッチして、思い入れの持てるテーマに出会えば、自ら事業を立ち上げることになるかもしれない。
必ずしも、距離が近く、関係性の強いノード・ネットワークから新しく(新規性)×価値の高い情報がもたらされる訳ではないと言われている。
『弱い紐帯(つながり)』のことは、大学時代に飯盛義徳先生から教えてもらった。
弱い紐帯をたくさん持ち、ゆるいつながりの中から入ってくる情報をきっかけに、更に自分株式会社の価値を高める活動をしていこう。そう思いましたとさ。
最後はとっちらかってすみません。
この話はまだまだ語れるので、続編は近日中にアップさせて頂きます!
参考リンク
日本の人事部のサイトでも6年前に特集されていた。そうか。そんなに経つか笑
https://jinjibu.jp/keyword/detl/599/
下記は上記リンクからの一部抜粋↓
「弱い紐帯の強み」とは、米国の社会学者マーク・グラノヴェッターが発表した社会的ネットワークに関する仮説です。グラノヴェッターによれば、新規性の高い価値ある情報は、自分の家族や親友、職場の仲間といった社会的つながりが強い人々(強い紐帯)よりも、知り合いの知り合い、ちょっとした知り合いなど社会的つながりが弱い人々(弱い紐帯)からもたらされる可能性が高いといいます。これを「弱い紐帯の強み」の理論と呼びます。