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『ぼくの歌が聴こえたら』の気になるロケ地・キョンサンド(慶尚道)編

 안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。

 前回に続いて韓国映画『ぼくの歌が聴こえたら』ロケ地の中から今回はキョンサンド(慶尚道)の都市を簡単に紹介します。

 前回のチョルラドは韓国の南西部、キョンサンドはそのお隣の南東部に位置する地方です。

※写真はすべてNAVER TV(https://m.tv.naver.com/v/18950328)より

 まず、主人公のチフン(演:チャンヨル)がボックスを被って路上ライブをやっていた場所です。チフンがトラウマを少しずつ乗り越えようとしているので雰囲気も明るくなっていきます。
 古代国家・新羅(しらぎ)の都があった古都・慶州(キョンジュ)は歴史的な遺跡も多く、仏国寺(プルグッサ)と 石窟庵(ソックラム)及び慶州歴史地区はユネスコ世界遺産に登録されています。韓国では修学旅行で学生時代に必ず訪れるところでもあります。韓国の伝統的な美や文化に興味を持つ外国人には人気の高い観光地です。ロケ地である瞻星台(チョムソンデ)は新羅時代に作られた天文気象観測台で、東洋では一番古い観測台で国宝に指定されています。

 また、古墳公園である大陵苑(テヌンウォン)でもチフンの路上ライブが行われています。人々がだんだん集まってきて、緑の中でのライブは盛り上がります。
 大陵苑は新羅時代の古墳が23基があり、その中でも古墳の内部に入れる天馬塚(チョンマチョン)が一番有名です。慶州はソウルからKTXで2時間ほど。韓国に行った際にはぜひ足を運んでみてください。

 次は夜のライブが行われた蔚山(ウルサン)の含月樓(ハムウォルル)です。含月樓は月を抱いている楼閣の意味で、昔から月の気をもらえる場所と知られています。含月樓からは世界で3番目に長い蔚山大橋と蔚山の街並みを眺められるので、観光スポットとしてもデートスポットとしても人気の場所です。映画の中でも素敵なライブと美しい夜景を存分に楽しめます。

 映画の最後の舞台は釜山(プサン)の海雲台(ヘウンデ)になります。逆境を乗り越えてより一層成長したチフンが海辺で作業に夢中になっているシーンで、海雲台の海がキラキラしてとても美しく映っています。チャンヨルもあるインタビューで最後のロケ地である釜山の海がとても印象的でよかったと言っています。

 海雲台は毎年、釜山国際映画祭が行われるので、韓国の映画が好きな人にはぜひ足を運んでもらいたいと思います。釜山国際映画祭は毎年10月最初の木曜日から約10日間開催されています。釜山は慶尚道を代表する都市で、観光地としても見どころが多いのでお勧めです。

 안녕!

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