大ヒット映画『エクストリーム・ジョブ』は『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』のイ・ビョンホン監督作品
안녕하세요(アンニョンハセヨ)南うさぎです。
『エクストリーム・ジョブ』は、韓国で2019年に公開された映画で、前々回・前回の記事で紹介したドラマ『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』のイ・ビョンホン監督の3本目の作品です。
写真はすべて公式サイト(https://ocean.cjenm.com/ocean/main/view)から。
麻薬捜査班の5人の刑事が、張り込み捜査のためチキン店を偽装営業するという展開の犯罪アクション・コメディ映画です。韓国では2019年の旧正月に公開され、家族や友だちと一緒に気軽に見られる映画として評判でした。
本来、韓国の映画業界は旧正月に大作の公開を合わせるのが一般的ですが、2018年の年末を狙った映画が失敗になった例もあり、旧正月でも動員数が見込める大作がなく、競争する作品がなかったのも『エクストリーム・ジョブ』成功の理由の一つとされます。
またそのころ、政治や社会問題など重たいテーマの映画に疲れていた観客たちに、誰でも笑えるコメディ映画がぴったりハマったのです。主演、助演を問わず、出演俳優たちの熱い演技も成功に欠かせない理由です。
『エクストリーム・ジョブ』は、コメディ映画は総動員数300万人以上で成功と言われる韓国国内市場において韓国国内歴代2位の総動員数、約1600万人を記録しています。興行収入では歴代1位に輝きました。総制作費は95億ウォンで、韓国国内だけでその15倍もの売上を上げたのです。
「犯人を掴むか、チキンを掴むのか」というキャッチコピーだけでも笑えて、思わずチキンが食べたくなるとして話題になりました。映画に出てくるカルビ味のチキンを、実際のメニューしているお店もありました。ちなみに、撮影で使われたチキンは463羽と言われています。
上の写真の中央で帽子を被っている男性がイ・ビョンホン監督です。俳優のイ・ビョンホンと同名で、イケメン監督としても人気が高いです。
1980年生まれのイ・ビョンホン監督は2008年に映画『過速スキャンダル』の脚色でデビューしました。『エクストリーム・ジョブ』は最初から最後まで監督特有のコメディが繰り広げられ、その中に感動とメッセージが盛り込まれています。昔、うどん店を経営した経験があり、その失敗の経験も映画に生かしたようです。
監督:イ・ビョンホン
演出:映画『エクストリーム・ジョブ』『二十歳』『頑張って、ビョンホンさん』、ドラマ『恋愛体質〜30歳になれば大丈夫』など
脚色:『サニー 永遠の仲間たち』『過速スキャンダル』
※次回更新は2022年3月25日(金)の予定です。
안녕!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?