【ドラマ日記】Netflix「極悪女王」
巷で話題になっていて気になっていた「極悪女王」。
女子プロレスもあまり知らないからどうしようかな〜と思いつつ、
ゆりやんのことが好きなので、覗いてみることにした。
感想としては…
こ、怖かった…
ゆりやんは、ダンプ松本さんを演じているのだが、私もダンプ松本さんが女子プロレスのヒール(悪役)だったことは知っているものの、私が物心をついた頃はテレビのバラエティとかに出ていたような気がするし、
どちらかというと怖いこともするけれど、実はニコニコしているという印象。
その印象は多分間違っていなくて、
幼い頃やデビュー当時の彼女はほんわかした少女だったようだ。
それが、ある日突然覚醒して、ヒールへと変貌し、当時人気を博していたクラッシュギャルズたちに襲いかかっていく。プロレス知識が全くなかったので、クラッシュギャルズたちのことは知らなかった。
彼女たちの先輩である「横田」が、あの「ジャガー横田」だと知った時は驚いた。
私の中では、メガネの旦那さんを威嚇している元プロレスラーの「鬼嫁」キャラしかなかったもんで。
ダンプ松本へと変貌した経緯は、ドラマでは
お金の無心ばかりする父親と、
その父親と別れようとしない母親、
家族との軋轢、そして親友だと思っていたクラッシュギャルズの長与千種への嫉妬…といった感じに描かれていたが、本当のところはわからない。
会社の演出もあったのかもしれない。
会社主導で変貌というふうにはドラマで描かれていないので、その試合シーンで行う数々の過激な暴力が、本当にやっていたのかどうなのかがわからず「え、こんな過激な暴力を本当にやってたの?テレビで放送もしてたの?」と、ただただ驚いてしまった。
フォークを頭にブッ刺したりしていて、その迫力がまたすごく、演じている役者さんたちの迫真の演技もあって、途中何度も目を背けてしまった。
暴力シーン、苦手。
3話ぐらいまでのダンプ松本(ゆりやん)が本当に素直で可愛らしくて、
ここからどうやってヒールに変貌するのかしら〜と思っていたら…
乗り移ってる???と思うほど。
実際の試合映像を見る気にはなれないが、
気になったのでネットでダンプ松本や長与千種に付いて調べてみると、
実際には仲が良かった、とか会社の意向で憎み合うように仕向けられていた、とか
フォークやチェーンを持ち出したこともあったが、危ないから竹刀に落ち着いた、とかの記述があってホッとした。
ショービジネスとしての葛藤も描かれていて、
彼女たちの苦悩も見える。
私はプロレスが苦手だけれど、そういえば、母方のおばあちゃんは
プロレスが好きだったと聞いたことがある。
穏やかで怒ったことのないおばあちゃんで、それを聞いた時は「まじ?」と思ったのだが、テレビでプロレスが放映していた頃には「きゃー」と言って手で顔を覆いながらも、指の隙間から見ちゃう人だったらしい。
そういう、決して暴力が好きなわけではないけれど、普段穏やかな人さえ熱狂させてしまう何かが格闘技にはあるんだろうなぁ。
ちなみに夫も格闘技が好きで、那須川天心とか井上尚弥とかマドンソクとかよく観ているが、
夫はいつも煮えたぎってるからもう自分の生活だけでいいじゃん、と思う。