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【ドラマ感想】結婚作詞離婚作曲シーズン2

勉強になるかどうかはさておき…
面白いのは面白かった。
イケメンはやはり最後まで出てこなかったけれど、
コメディーもしくはホラーだと思って観ることにした私。

男女のあれこれは当人同士はいたって真面目だけれど、
他人が見たらそれはもう、ホラーかコメディーなんだな…と
失礼なことをしみじみ思ってしまった。

ラストシーンは「なんじゃこらー?!」な終わり方。
それすらも、ホラーもしくはコメディー。
私が想像するに、このドラマを作った人は
ものすごくじっくりと他人を観察して、なおかつ皮肉屋さんなのではないかと。

夫婦や男女の数だけ形があって、ああなりたい、こうはなりたくない、それは
もうさまざま。
それを細かく描写されていて、観ていて面白かった。
ああ、こういう人いるよな。
こういう言い方する男性いるよな。
こんな反応をしてしまう女性いるよな。
男女の駆け引きも様々。人が違えば反応も違う。
離婚に応じるタイミングも様々。
はークワバラクワバラ。

以下、ネタバレを含めて各カップルの感想を書き留めたい。
(イケメンじゃない部分をこき下ろすともいう)

イシウン&パクヘリュン

教授の夢みがちなところがまず無理。
自分は家事全般何もしなかったのに、身なりに気をつけない
嫁から目を逸らし、若くて美しい相手に、自分にもチャンスがあると思った途端
浮かれたつところ。無理。
さらに、子どもたちの前で自分を正当化しようとするところ。
シウンが出来すぎた女性すぎる。
彼女は身なりに気をつけなかったところが原因ではなく、
悪いのではなく、
夫を甘やかしすぎたところがいけなかったんじゃないかと
思う。女性として、母親としてすごく性格がいい。

サピヨン&シンユシン

シーズン1から甘い会話を繰り返し、胡散臭い夫婦だなと思っていた。
(我が家が甘い会話が一切ないため、驚きが勝る)
私個人的には、院長の何でもかんでも、ああいえばこういう、ところが無理。
彼は完璧に隠し通せる、何でも自分の思い通りにことが進むと
思いすぎたところがNGだったと思う。
愛人もピヨンも自分が言いくるめられない、思い通りにならない
相手はいない、と思っていたはず。
誰に対しても優しく、誰からも愛されたいと思っているがゆえに
愛人からの愛情も愛人も全て思い通りになると信じていたはず。
ピヨンの潔癖さをきちんと理解していなかったに違いない。
ピヨンは自分自身、何でも完璧にこなしてしまう故に相手にも「完璧」を
求めてしまう、と言ったところだろうか。
夫を「完璧」だと思い込んでいただけに、
完璧じゃなかった時のショックが予想以上に大きかった。
夫の嘘をつく姿を思い出しては、その「完璧さ」に余計に苦しんでしまう。
そりゃそうだろう。
この二人の1時間以上に及ぶ攻防戦。
こっちが感情的になればこっちは冷静になり、
互いに白熱し、言い合い、一歩も譲らず、引いたかと思えばぶり返し…
この会話劇は本当にすごかった。

プヘリョン&パンサヒョン

プヘリョンが悪すぎて、こちらは、出来すぎた愛人ソンウォンに、サヒョンの両親ともどもついつい肩入れしがちになってしまう。
確かにプヘリョンは確かに意地悪く、計算高くて、
性格は良くないが、
そもそもそれは結婚前からサヒョンにはわかっていたはず。
彼女は結婚前に「子どもはいらない」とはっきり言っていて、
サヒョンはそれを受け入れて結婚したのだし、
おそらく仕事についても生活面での家庭内のケアについても
ヘリョンが何もしないこと、自分の両親や実家についてもドライであることは
結婚前にわかっていたはず。
見ていて、本当に人としてそれどうだろうというぐらいに
悪いけれど、彼女自身は結婚前から何も変わっていないはず。
それを外見に惚れ込んで結婚してくれと言ったのは
サヒョンなのだから、それを考えると
ヘリョンも気の毒にもなる。
同情する隙を与えないほどに、悪女っぷりが徹底しているが…
サヒョンが結婚する前に、きちんと自分の結婚観を考えてから結婚すべきだった。
家庭に何を求めるか、相手はどんな人がいいか。
自分は愛情いっぱいの家庭で育ったのだから、
同じようにしてほしいと思うのは想像できる。
まあ、でも結婚前にそんなこと、私もチーっともわかってなかったけれど。
今もよくわかっていない。
会見では口にしなかったが「性格の不一致」、それは
全く間違いではない。

愛人アミについて

天真爛漫すぎて、怖い。
この天真爛漫さにユシンは惹かれたんだろうけれど、
この天真爛漫さによって振り回され、家庭が壊れることになる。
義母ドンミとの対決は笑えるが、彼女とユシンが結婚してうまくいくとは
到底思えない。
ユシンを見て、どうぞ世の男性陣、きちんと怯えて欲しい。
若い、天真爛漫な愛人に破滅へと落とされてしまう
男の姿を。
彼女のユシンへの今の気持ちは本当に違いないが、
ドンミが予測するように、その気持ちは決して続くものではない。
ユシンは自分と妻を過信しすぎることで、
素晴らしい妻を失う羽目になってしまった。
継母と愛人の板挟みになっている姿はザマーミロだが、
いつまでも煮え切らない態度はやはりイライラ。
けれど、その煮え切らない態度を彼は自分の優しさ、と勘違いし、
今回の結末を引き寄せたとも言える。

ムノ&イェジョン夫婦

サヒョンの両親。この二人の会話は夫婦漫才のようで本当に面白かった。
このパン・ムノさん。なぜか自分の父親を見ているようで、どうしても
愛さずにはいられない。
こんなに甲斐性はないが、
嫁に対する態度というか、どうしようもなさというか。
うちの母もよく同じようなことで怒っていたが、イェジョンさんのように上手に自分の怒りどころを説明できないため、泣き寝入りをしていると思う。
イェジョンさんはすごく聡明で、我慢強く、愛情深い。
それに気がついて、心を入れ替えたんだからムノさんも幸せ。
とても理想的な夫婦と言える。
あの嫁に対しても表面的には、すごく公平で、こんな義両親、なかなかいないんじゃないかと思う。

明日は我が身…

いろんな男女がいて、カップルがいて、関係性があり、
口を挟めるもんじゃない。
我が家夫婦も他人から見れば、完全にコメディーだ。
よく友人に夫の愚痴を言うと、なぜか笑われる。
私は笑い話ではなく、愚痴を言ってるつもりなのに、
なぜか笑われる。
私は本当に真剣なのに、どうしても笑い話に聞こえるようだ。
すぎてみれば笑えることもあるが、
渦中にあって、こっちはプリプリ怒っていても
どうしてか口にすると笑い話になることが多い。
ドラマを見ながら、男たちに憤慨したり、女たちに憤ったりしても、
シウンが口にしたように「一寸先は闇」。明日は我が身だとも思う。


いろんな結婚があり、いろんな夫婦がいて、いろんな出会いがあり、
いろんな離婚がある。
よくぞ、それをここまで表現してくれたなあ、うん。
さて、シーズン3もあるとかないとか…。
謎めいた終わり方をしているだけに、気になって観てしまうだろう。
アミの行く末が個人的に気になる…







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