勤労感謝の日
日本では11月23日は勤労感謝の日と言われる国民の祝日です。
米国ではレイバー・デー(9月の第1月曜日)と感謝祭(11月の第4木曜日)と二つの別々の祝日があります。
何故日本ではこの二つが一緒になってしまったのでしょう?
簡単に言えばこれは妥協の産物なのです。
かつて、第二次世界大戦の終わりまで日本の天皇によって行われていた日本の収穫の儀式で「新嘗祭」がありました。
終戦後、GHQは古い名前でこの祝日を祝う事で古い天皇制を復活させることを恐れていました。
そこで、彼らは、人々に天皇と「彼の」人々との関係を忘れさせるために、この奇妙な名前「労働感謝祭」を提案しました。
つまり、彼らはこの休日の意味を、天皇が国民のために祝う日から、人々が自分たちのために労働を祝う日へと変えたということです。
そして、当時の政府は、11月23日という日そのものを救うというこの申し出を受け入れました。