「身の丈に合った」

私はよくインターネットで「身の丈に合った」という表現を読みます。
たとえば、元文部大臣は、「受験者が「身の丈に合わせて頑張ってもらえれば」と言います。
ウェイターは、「身の丈に合った店行けよ。」と言います。
日本語の「みのたけ」の本来の意味は「人の身長」です。
しかし、この直接的な意味は、「人の収入、能力、または階級」という婉曲的な意味になりました。
ですから、「身の丈に合った生活をしなさい」と言えば、収入に応じて、または社会階級に応じて生きるべきだということです。」

この様な言葉を読んで、僕が「嫌な世の中だなあ」と思うのには以下のような理由があります。
言っている人たちは、当然のことながら、各人が異なる収入や能力を持ち、世界には異なるクラスがあると考えています。
この言葉は、世の中には不公平がある、と言うことを前提にして発言している。

世界には階級差があることを知っています。
しかし、私たちがまともな人間なら、映画「ティファニーの朝食」でのティファニーの店員の様に振る舞う必要があります。
映画、ティファニーの朝食では、店員はお菓子の「クラッカージャック」のおまけである指輪に、イニシャルを刻印してくれます。