タイポグリセミア

タイポグリセミア(typo とhypoglycemia を組み合わせた造語)は、テキストを読む際に関与する認知プロセスに関する発見とされる造語です。
昨日、駅近くのホテルに泊まったとき、6 階の部屋の窓から外を眺めました。
目の前の壁に大きな看板がありました。
しかし、看板と私の間が遠かったため、そこに書かれていることを正確には読み取れませんでした。
タイポグリセミアとは、間違った文字を正しく読める現象ですが、私の場合は少し違います。
「フラット八戸」と書いてありました。
フラット八戸は、日本の青森県八戸市にあるアリーナです。
しかし、ウェブサイトで会社名を確認するまで、私はその名前を知りませんでした。
フラットは大きな文字で書かれているので、読みやすいです。
次の文字は最初の文字よりも小さくなっています。
マチナビ?
何を読みたいとしても、私たちは「マチナビ」という言葉をすでに知っているので、単語を間違って読みがちです。
この事実から、私たちは単語を文字ごとに読んでいるのではなく、単語をブロックとして読んでいることがわかります。