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おんなじ。

昨日、保育園に出発しようとすると、息子が突然
「保育園行くの、イヤだ」
と愚図りはじめた。

こういう時、余裕のない時だったら、泣こうが喚こうが引きずっていったと思うけれど、連休明けだったので、時間をかけて、なぜ行きたくないのか、理由を聞いてみた。

曰く、
嫌いな給食が出てきても食べなくちゃいけない。
お昼寝の時間に眠くないのに寝なくちゃいけない。
寝ないと先生に怒られる。
だから、行くのがイヤらしい。

私は、息子がちゃんと理由を答えられることに、なにより感動した。
そして、激しく同意した。

私も同じ。
仕事で嫌なことがあっても、やらなくちゃいけない。
ちゃんとやらないと怒られること。
もう仕事したくないって思う時もあること。

そう、正直に息子に伝えた。

でも、同時に、
仕事ですごく楽しい時もあるし、やって良かったと思うこともある、と伝え、
同じように息子にも保育園で楽しい事があるか、聞くと、
息子の顔がパッと明るくなった。
「うん!ある。」

そして、
「ぼくと、ママ、おんなじだね。」
と笑った。

そう、おんなじ。なんだよ。


「育児がツラい。」
「もう嫌だ、やめたい。」

そう言う人に対して、
「なら、生まなきゃよかったじゃん。」
という、浅はかで心無いコメントを、少なからず見かける。

短い言葉で傷つけるのはこんなにも簡単なのに、
苦しんでいる人を、励まし、支え、慰めようとするのは、あまりにも難しい。
だから、こんなに前置きが長くなってしまったけれど。

あのね。そんなん言うヤツは、
仕事ツラいって言う人に、なら就職しなきゃよかったじゃん、と的外れなこと言っているようなもんです。

まずは深呼吸して、向き合ってみよう。

イヤなこと、あるよね。
でも、同じくらいステキなことも、あるある。

あなたも、わたしも、きっとその子も。
おんなじ。
だから、だいじょうぶ。

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