見出し画像

みなみあそ便り 2022年6月号

みなさん こんにちは。
「みなみあそ便り」6月号はオザサがお届けいたします。

梅雨入り間近の南阿蘇ですが、草木は青々・風は涼やか…と気持ちの良い爽やかな季節。5月の連休明けから田んぼにも水が張られ、あちこちで田植えが始まり農家の皆さんは忙しい時期ですね。

そんな爽やかな南阿蘇から、今月はいつもとは違った角度から新たな魅力をお伝えしたいと思っています。
題して

爽やか・キレイ だけじゃない!南阿蘇の迷宮スポット3選

ラインナップはこちらです↓

  1. 旅のはじまり・おわりに!「阿蘇カラクリ研究所 おみくじ小屋」

  2. 辿りつければそこはThe・異世界「清水滝」

  3. ホギホギ唱えて億万長者⁈「宝来宝来神社」

ぜひ最後までご覧ください。

①阿蘇カラクリ研究所 おみくじ小屋

南阿蘇の住民なら一度は目にしたことのある、あのノボリ旗。以前は俵山トンネルから出た先にありましたが2021年にお引越し。現在は塩井社水源近くの「村上養魚場 六地蔵店」に隣接して設置されています。

“ザ・マニアックスポット”の看板が示す通りすべての人におススメできるかと言われると全く自信がないですが、個人的にはぜひ一度は試していただきたいです。ちなみに阿蘇カラクリ研究所さんは「世界に一つのモノづくり」を掲げて活動されている南阿蘇在住の発明家(?)。最近ではそらふねの桟橋や高森観光交流センターでも作品をおみかけします。阿蘇を代表する発明家、といっても差し支えないのではないでしょうか。(たぶん)

入り口はこんな感じ。中からは怪しげな音楽が流れてきます
おみくじマシーンの他、発明品の販売も。すべて無人です。

中に入ると「おみくじマシーン」が所せましと並んでいます。たぶん、というより絶対に世界にココだけにしかない唯一無二のマシンです。

100円を入れると動き出し、おみくじが出てきます
まれにおみくじが出てこないときもあるようです

気づきませんでしたが、購入もできるみたいです。HPをご紹介しておきます。
阿蘇カラクリ研究所・公式HP
https://www.asokara.com/

村民のお墨付き。ヤマメなら村上養魚場におまかせです

ちなみに隣の「村上養魚場」さんは阿蘇の湧水で育てる美味しいヤマメを通年で販売されています。お祭りの出店(ヤマメの塩焼き)やBBQのもう一品に、と村民も御用達の名店です。

湧水で育つヤマメは臭みがまったく無く、頭もガブりといけます

夏はお店の前で「つかみ取り」もされていてお子様にも大人気なんですがこの春、なんと新サービスが登場!

はじめての釣り体験にもおススメ。手ぶらで気軽に釣りが楽しめます

なんとお店の横に巨大なプールが設置されており、釣り堀体験が可能に。さらに釣ったヤマメはその場で塩焼きもOK。その場で美味しくいただくことができます。

目の前には田んぼが広がる絶景

焼き上がりまでは20分ほど。その間に「おみくじマシーン」を楽しむことができる、まさに新たな観光スポットの誕生です。道の駅あそ望の郷くぎので自転車を借りて立ち寄るスポットとしてもおススメです。

②圧倒的スケールと自然造形!清水滝(しみずだき)

続いては「看板は見たことあるけどいったことはない」「辿りつけなかった…」と村民でも迷う、と定評のあるスポット・清水滝。地図上ではコチラ

白川水源からは15分ほど。意外に近いのにたどり着けない

辿りつけない理由としては「看板の向きがおかしい」「途中で不安になり引き返した」という声が多いのですが、おそらく限られた人にのみ道が開かれる、千と千尋的な要素があるのではないでしょうか。

…そんな妄想が膨らむほど、“迷い込む”という表現がピッタリな清水滝。

こちらが正門的なものだと思います。白川水源のすぐ近くの道路沿いにあり存在感抜群
「木のローソン」から阿蘇山へ向かっていくと最短ルートかつ迷わずに辿りつけます

今回は正門から「赤鬼青鬼の門」を通っていく“正しい(たぶん)”参拝ルートで挑戦します。

2択のように見えますが青鬼側(右)はすぐ行き止まり

第一駐車場はかなり手前にあるので車は第二駐車場に。5~6台は駐車できるスペースがあります。

由来をよ~く読んだら滝へ向かって出発

道は整備されていますが、落石や雨などの影響で破損している場合があります。破損を見つけたら無理せず引き返してください。また、滑りやすくなっていますのでヒールのある靴などでは行くことができません。お気に入りのオシャレ靴もたぶん後悔します。十分にご注意ください。

滝へと続く道は細く、途中は階段になっています

それらを乗り越えて、ようやくたどり着けるのがコチラ「清水滝」です

まさに異世界。滝の音だけが響く空間

ここからは意味や理由を考えず、ただ感じていただければと思います。

象の像
虎柄ではなく虎をはいた赤鬼
忍者は乗っていない、巨大ガマガエル
流れ落ちる水、滝壺には光が差し込み幻想的な空間

水量は多くなく、滝壺的なところは青から茶色の不思議なグラデーションになっています。触ってみると火山灰が堆積して作り出している色でした。

川底には火山灰が堆積。粘土状になっています

龍の口からも水が流れ落ちていて、壁には緑鮮やかな苔がふっくら。試しに飲んでみましたが、白川水源にも負けない柔らかく美味しい水でした。(個人の感想です)

ふかふかして見事な苔。これだけでも見に来る価値があります

写真に見えている龍の上には阿弥陀如来、さらにその隣には不動明王も鎮座されている洞窟があります。残念ながら、現在はそちらに上る道が落石の可能性ありとのことで立入はできません。下から手を合わせましょう。

清水滝の先には霊験あらたかな「俱利伽羅不動明王」も

清水滝を出てさらに阿蘇山の方へ向かった先には倶利伽羅不動もいらっしゃいます。こちらは途中の道路が狭いうえに急な傾斜、さらに砂が堆積している場合があるので手前の「第二駐車場」に車を止めて向かってください。登山口から階段を上り、上りきった先から下っていく登山道です。トレッキングシューズなどの歩きやすい靴・長袖長ズボンにお水など装備は万全の状態で向かいましょう。

崖の中腹にあるお堂。中に入ってお参りができます


③宝来宝来(ホギホギ)神社

こちらも俵山ルートを通ったことのある方は目にしたことがあると思います。宝が来るよ(×2)、と書いてホギホギ神社。なんともご利益あふれる名前です。

目印はこの看板。

神社への入口は西原側から来ると本当にトンネルを出てすぐ!なので運転には十分ご注意ください。ちなみに「旅館 心乃間間」さんも同じ入口から入ります。
やや細めの道を下っていくと広い敷地に鮮やかな朱色の鳥居・神社が並ぶ境内に到着。入ってすぐの場所にも駐車場がありますが、下まで車で乗り入れができるので足の悪い方も安心です。

敷地は広く、森の中でも開放感があります

こちらが開運参拝マップ。初めて来ると広すぎる敷地と神様の多さに戸惑いますが、まずはコチラをよく読み落ち着きましょう。

それぞれのご利益や作法もこれを読めばバッチリです

最近では「バイク大明神」なるものも登場!バイカーの皆さまはぜひ参拝を。

バイク専用の駐車場も完備。
バイク乗りの方は電源を自由に使える特典付きです

おススメは奥にある「開運ご利益ブラックルーム」です。詳しくは伏せますが、中が真っ暗です。本当に真っ暗です。手すりを頼りに進んでいくのですが、なんというか普段見えていないものが見える、心が洗われるようなそんな感覚を体験できます。こちらはぜひ現地で体感していただければと思います。

入場前は内部マップをよく読んで感覚を研ぎ澄ませながら歩きましょう

中心にあるご神体「当選岩」をぐるっと囲むようにある九つの鳥居。金運・当選祈願はコチラへ。

手前鳥居の奥に見えるのが「当選岩」由来もしっかりと案内されています

「ほぎほぎ」と唱えながら順番に廻っていきます。私は心で唱えるよりも声に出した方がご利益がある筈、と考えていつも発声しながら廻っています。恥ずかしがったり、照れたりしては絶対にダメです。たぶん。

ほうらい、を略して「ほぎ」と呼んでいるんですね
ストレートな名前に思わずおののく「札束岩」 ほぎほぎ。

「宝くじが当たる」と有名になった感のある宝来宝来神社。境内にある無数の絵馬にも「1等当選!」「万馬券を…」などの文字が並んでいますが“宝”とは決してお金だけではないですよね、という有難いお言葉がいつもハッとさせてくれます。

名文です。ぜひ現地で読んでください

境内には縁結びや子宝・縁切りのご利益がある神様など本当にいろんな神様がいて全てにお参りすると1時間以上はかかるのではないでしょうか。
パワーストーンやお守りの販売などもされています(すべて無人です)
こちらは十二支の守り本尊。

噴水を中心に十二支それぞれの神様と説明が書かれています

せっかくなので自分の干支(イノシシ)を見てみました。

びっくりするぐらい当たってます。皆さんもぜひ自分の干支を確かめてみてください。

「こんなに神様がいて大丈夫?」そんな声が聞こえてきそうですが、ご安心ください。

確かに…と思わされる納得の説明です

また、宝来宝来神社は「未来樹の丘」も併設しています。

樹木葬を行っている「未来樹の丘」

こちらもご案内したいところですが「あまりに長すぎる」という指摘をうけたため、残念ながら今回は割愛させていただきます。第二弾(もしあれば)をお楽しみに。
それではまた来月!みなさま良いお参りを!


いいなと思ったら応援しよう!