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シンプルだけど懐かしい。手土産にもぴったりな「ルスルス」の夜空缶
仕事柄、手土産を持っていく機会が多いので「手土産アンテナ」は常にオンにしています。
だがしかし
ウチの近所には「ザ・観光地行ってきました」感満載のお土産、もしくは「賞味期限、今日中」の半生系お土産が多くて。溶けそう、焼けそう、腐りそうなこの季節は手土産選びにかなり苦労します。まずチョコレート系は除外されちゃうしね。
すてきな手土産を渡せるひとって、印象に残りやすい気がして。あと、おいしい手土産をくれる人に悪い人はいない気がする。そんなこと思うの、自分だけかな。
そんなわけで、わたし基準の
・手頃
・小さくて軽い
・そこそこ日持ちする
・性別年齢問わず渡せる
・どこでも買えるわけじゃない
・おいしい
これらを満たす理想の手土産を長いこと探していたのですが、ついに近いものを見つけました。長かった…
上3つに絞ればけっこうあるんだけど、下3つを加えると一気に絞られてきます。特に最後の「おいしい」は絶対はずせない。自分が美味しいと思うものを渡したい。だって便乗してわたしも食べたいから。
というわけで、最近の個人的ヒットは「ルスルス」の夜空缶に決まりです。
最初、浅草のお店に行ったんだけど、今は予約販売しかしていないみたいで…。どうしても欲しくて、銀座にある松屋銀座に行って買いました。
まず夜空缶という名前がかわいい。手のひらサイズの小さい缶のなかに、星のかたちをしたひと口サイズのアイシングクッキーが入っています。一つ1600円で、値段も高すぎず安すぎず。賞味期限も2週間程度。
![](https://assets.st-note.com/img/1658585939499-7nyhJYv9Ja.jpg?width=1200)
中に入っている色紙を敷いて分けっこできるというのが素敵。食べるときのことまで考えられているなんて。しかも夜空缶は青系でまとめられていて、星のクッキーをのせると夜空に光る星のよう。この配慮。ため息でちゃう。
それにこのクッキー、同じように見えてひとつひとつ大きさや形が微妙にちがうのが、またいい。
![](https://assets.st-note.com/img/1658586600276-H4p9zeJTpi.jpg?width=1200)
そして、いちばん気にしていたお味。アイシングクッキー甘いのよね、なんて先入観があったけど、これは甘すぎずちょうどいい。ほんのりレモンの風味がさわやかで、シンプルだけど繊細な味。はじめて食べるのに、なんだか懐かしい気持ちになるのはどうしてだろう。
わかる範囲で相手の飲み物の好み(ビール好きならつまみ系とか)に合わせて手土産を選ぶことが多いんだけど、これはコーヒーでも紅茶でも、緑茶でもいけそう。そう思うくらいには甘すぎない。なにより、年齢問わず渡せるところがいい。
実際にこれを渡した相手はわたしの弟夫婦と、わたしの親世代のジェントルマンな元上司。
弟夫婦からは息子がシルバーの箱にしゃぶりついている写真が送られてきました。赤ちゃんなのでもちろん中身は食べられないけど、彼なりに堪能してくれたみたいでわたし歓喜。言うまでもなく写真は即保存。
元上司からは「レベチで美味しい(原文ママ)」と非常に丁寧なお礼がありました。
喜んでもらえたことはなにより、0歳児を虜にし(缶だけど)、あのジェントルマン(たしか60代)からレベチという稀有なワードを引き出したクッキー。想像を越える守備範囲の広さです。ルスルスおそるべし。
相手にもよるけど、自分がおいしいと思えるものを、おいしいよね、って言いあえるのが手土産のいいところかもしれません。
松屋銀座では予約せずに買えたけど、売り切れる日もあるようなので早めに行くのがよさそうです。
ここのスコーンもざっくりしていて美味しかったから、また買いに行かなきゃ。
菓子工房ルスルス