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26歳になった私が母校の学生に伝えたいこと

今日は冬学期ぶりに、
母校である国際教養大学(通称AIU)へ。

今学期もウェルビーイングハウスのヨガセッションを担当させていただくことになりました。

AIUには「日本語ハウス」「多言語学習ハウス」「ウェルビーイングハウス」など

学生が住む宿舎で特定のテーマを取り扱い、
授業外でも学びと交流を深める『テーマ別ハウス』という取り組みがあります。

(2024年度春は「アニメハウス」や「刑事司法ハウス」「先住民学ハウス」も加わったのだとか!)

その中でもウェルビーイングハウスは
ヨガや瞑想、アートなど様々な体験を通して

学生たちが心や体、そして自分自身に目を向け
毎日をヘルシーに過ごすためのヒントを得る場所。

心と体の健康って義務教育ではほとんどきちんと扱われないテーマだし、日頃からウェルビーイングについて語らえる仲間がいる環境はとっても貴重です。

ヨガセッションには、人数制限はあるものの、
ハウスメンバー以外の学生も参加できるようになっています。


お世話になった母校で、
学生たちのウェルビーイングに繋がるお仕事ができるのは本当に嬉しい。

これはつまり、
今もお世話になりっぱなしということで…

この恩をもっとたくさんの方に送っていきたいと、学生や職員の方々と顔を合わせるたびに思います。


少し肌寒くて、パラパラと雨模様の今日☔️

新学期が始まったばかりにも関わらず
20名の学生が足を運んでくれました。

今日のヨガセッションの様子。


AIUは秋田の人里離れた森の中🌳
買い物に行くにも、近くの某モールまでは
2,3時間に1本のバスで15分。
(私の時は1時間に1本なかったか…?)

学生のほとんどがキャンパス内の寮で生活するクローズドな環境。


エッセイ、プレゼン、リーディング
授業の課題やミーティング
部活や課外活動に追われる日々。


AIUを「監獄」と呼んでいたくらいには

振り返ると
楽しくて、結構きつい学生生活でした。

そして間違いなく、そこでのすべての経験が
いまの私を作ってくれた
かけがえのない場所でもあります。

懐かしい写真を。2020年3月はコロナで卒業式が中止になり、2年越しのガウンとハット!🎓


授業の課題だけじゃなく
頑張りたい部活やサークルのこと

すぐ近くにキラキラ、
メラメラと頑張る仲間たち

自分って何者なのかなとか
将来何がしたいのかなとか

楽しいだけじゃなく
不安で、プレッシャーで
こわくなる学生時代。

本業といわれる学業では
点数や、AとかBとかCとか
必ず成績がつきまといます。

もちろんそういうやり方も必要で

でも同時に
そうでないやり方も存在することを
頭の片隅ではなく、心の真ん中に
どっしりと置いておく必要がある。


何ができるとかできないとか関係なく

ただ今日も生きている
それだけであまりにじゅうぶんであることを
ヨガを通して、私は学生たちに届けたいと思っています。

遊んで
笑って

泣いて
悩んで
悔しくて

出会って、別れて。

頑張りたい時は思う存分頑張る。
頑張れないときもある。
頑張らないと決めることも、ある。

チャレンジしたり、しなかったりもする。

そのひと時ひと時が
“人生を全うする”ということで

それだけで、
やっぱりあまりにじゅうぶんなのだ。

誰がなんと言おうと。

だから、
自分にしかできないことが見つからなくて焦るのもよいし
無理して見つけなくたっていい
探したいなら、夢中で探してみたらいい


別に大志を抱かなくたっていい。

でもこの世界で生きていると
大志を抱かなければ、自分という存在は不正解なのではないかと、どうしようもなく不安になることがあります。

私も学生時代、何度もそうだったし
今だってそう。

「てめーに私の人生決められてたまるかよ!」

と、強気でいられる時ばかりではないじゃないですか。

ベッドから出たくなくて
自分は何者にもなれないし
何も成し遂げられないと
暗く長いトンネルに取り残された気持ちになったら

きっと、ひとやすみが必要な証拠。

息が詰まって苦しくなってないかな。

奥歯をぐっと噛み締めていたり
首や背中がガチゴチになっていないかな。


ほんの少し目を閉じて
手のひらを胸の真ん中に当てて
ゆっくり呼吸してみたら、どんな感じ?

手のひらがあったかいなあとか、
胸がトクトクしているとか。

両手をうーんとバンザイして
伸びをしてみるのもありです。

両手と両足、顔をぎゅーっと握って
そのあと一気に脱力するのもおすすめ。

体がカチコチの時
心もカチコチになっています。

ぐっすり眠って
おいしいものをおいしく食べて
体をのび〜っと動かしたり温めたりして

緊張がほどけてきたら
大丈夫、またいつだって歩き出せる。

学生時代の自分を思い出しながら、いまのAIU生へ向けて書いてみたつもりだけれど

なんだか、
今の自分に伝えたかっただけかもしれません。

でも今の私はほんとうにそんな気持ちで
学生たちとヨガの時間をご一緒しています。

今日のセッションもちょっとでも
自分の真ん中に帰ってくる時間になっていたら嬉しいなあ。


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