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#6 おでんトリオについて🍢

2017年、サバシロのネコさんが吉田家(実家)のお庭に遊びに来るようになった。
立派な身体(当時約8㌔)シュッとした顔立ち。どうやら地域のボス猫でブイブイいわせてたみたい。

鳴音(なると)くん-通称ナル-って名付けて去勢し、ワクチンや虫よけなどのケアをして、通い猫としてお世話を始めた。

吉田家に遊びに来始めた頃のナル



お外に住んでたけど、だんだんおうちの中にも入ってくるようになった。

おうちでごはん食べて、身体拭いてもらってトイレして、外にお散歩いって、またおうちに帰ってきて‥‥って感じだった。

私は高校時代は東京に住んでたし、卒業後はアメリカに引っ越したので、実家に帰った時ナルに会えるのが本当に嬉しかった。(今もだけど😘)

お外に住んでるから、足が汚れてるね


人懐っこくて、穏やかなナル。おうちにいる時間も長くなってきたし、そろそろ正式に家族になりたいなって思っていた時、ナルが急に来なくなった。

父は仕事の合間に半泣きで、『ナル〜🥲ナル〜🥲』って探したけど、1週間ぐらい行方不明。でもひと月ぶりに実家に帰った母(この頃東京在住だった)が居間に入ったら、後ろにナルが座っていた。1週間ぶりに姿を現したナルは痩せて息切れしてて、とってもしんどそうだった。

すぐ病院に連れて行き、入院。肺炎と診断された。退院しておうちに帰った時、母が『ナルはうちの子になるんだよ、お外には行ったらダメだよ』と言ったら、もうそれ以降お外に行きたい素振りさえ見せなくなった。そしておうちでのんびり過ごすようになった。

地域のボス猫ナルは吉田家のボス猫になった。

そんなナルは音楽がわかる。私が練習してて下手くそだと噛んでくる。上手く弾くと機嫌良く一緒に歌ってくれる。⬇️歌うナル。


https://x.com/maybeviolinist/status/1473114814872690688?s=46

寝坊してると起こしにくるナル



そこから数年。時はコロナSTAY HOMEの夏の日。
実家の自室でオンラインレッスンが終わり片付けていたら、両親が『えらいこっちゃ‼️』と焦った様子で部屋に来た。吉田家のお庭にキジトラのママネコさんが子連れで遊びに来ていた。

ママネコさんはたまーに見かけることがあったから顔見知りだった。 築和(ちくわ)ちゃん-通称チク-と名付けて挨拶する程度の仲だった。

うちに来たばっかりのチク
上から ファラドちゃん、ドミソちゃん、ソシレちゃん。



外は猛暑、チク親子を保護してワクチン、虫除け、避妊手術などケアした。うちにはナルが居るし、チク親子をうちの子にすることは考えてなかった。子どもたちには新しい家族を探して送り届け、チクママも手術の数日後お外へリターンした。

それから1週間ほど経ってチクがお家に遊びに来たんだけど、何だかお腹の形がおかしい。見過ごせなくて家族会議の末、病院に連れて行った。そしたら、おなかの中で横隔膜が裂けて腸が出てる状態だった。大怪我だった。お医者さんは、誰かにお腹を蹴られたか車にはねられたか、そんな感じだって言った。手術しないとダメだって。

あのとき外に帰さずうちの子になってもらえばよかったな。怖かっただろうに‥‥生きててよかった。

お医者さんが丁寧に手術してくれて、お家に帰ってきたチク。回復に時間がかかるし、怖い思いをした子を外には帰せない…ということで、チクちゃんは吉田家で引き取ることになった

最上級に臆病な性格だから始めはなかなか心を開いてくれなかったけど、まずナルと仲良くなり、今や吉田家の甘えん坊ランキングぶっちぎり1位。好きな食べ物はかつおぶし。『ンギャァ』と鳴いてアピール、撫でるとすぐバタッとぶっ倒れておなか出してゴロンゴロン。

最近のチク



そして2023年の2月。願音(がんも)ちゃん-通称モーちゃん-が吉田家の末っ子となった。

2022年の末から、モーちゃんはうちのお庭に遊びに来てた。いつも窓の前に来ては『来たで‼️』みたいな顔をして座ってた。モーちゃんは時々子猫を連れていた。自分も子猫なのに、近所のもっとちっちゃい子猫を守ってるみたいだった。

モーちゃんとちっちゃい子


ある日もモーちゃんは1人でうちに来た。次の日もその次の日もモーちゃんはずっと1人で遊びに来た。ちっちゃい子はお向かいのおうちの子になった。

モーちゃんは1人で寂しそうだった。我が家で避妊手術をして、この先どうしてあげたらいいかなと相談してたところ、モーちゃんは腎臓のケアが必要な子だと判明。

お医者さん『出来ればおうちの子にしてあげた方がいいね』
‥‥ということがあり、我が吉田家のとーちゃんは一大決心をし、モーちゃんをうちの子にすることに。

その瞬間、ナルト鳴音、チクワ築和、ガンモ願音による「おでんトリオ」が結成された。

モーちゃんは怖いもの知らず、とにかく何も考えずに突き進む超野生児。運動神経抜群。ナルに厳しく家猫教育されつつチクに甘やかされ、最近はだいぶ家ネコっぽくなってきた。タキシード風の毛皮がカッコいい。

最近のモーちゃん



我が家は保護猫活動をしている訳ではありませんが、できる範囲で地域の生き物を見守っていきたいと思っています。

読んでくださってありがとうございます!
See you soon!

2024年7月22日 東京のおうちにて
MINAMI














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