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退職手続の進め方は、どうすればいい??

みなみです。

転職活動も最終盤になると、
現職の退職手続を行うことになりますよね?

退職手続って実は結構注意することがあるんですよね!

そこで今回は、退職手続における注意点を説明したいと思います。


0.お知らせ

こちら、よく読まれてる記事となりますので、
ご興味あれば、読んでいただけると嬉しいです‼️


1.前提

さて、転職活動時の退職手続の前提は以下の2つです。

(1)とにかく、安全・確実・迅速に交渉を終え、円満に退社すること
(2)必ず、“次の転職先"の内定を得てから、交渉を始めること

(1)は退職手続を通じて、達成したいことです。
退職に対する考え方は人それぞれだと思いますが、私は円満な退職を推奨いたします。

なぜなら、以下の3つのメリットがあるからです。
①後々、出戻りの転職先候補にできる。
②業界内で、自分に関する不当な評判・噂が出にくくなる。
③社内に築いた人脈を後々利用することができる。

喧嘩別れになってしまうと、上記3つのメリットを得られないため、個人的には円満退職を推奨します。


(2)は退職手続の最大の留意点になります。
こちら、後述します。

2.退職手続のタイミング

退職手続のタイミングは「めちゃくちゃ重要」です。
1.前提の(2)で記載したとおり、退職交渉を開始する前に、必ず転職先の内定を確保してください。

「退職手続時点で、転職先の内定取得をしていないと問題となる理由」は以下の2つです。

①退職後の転職活動が長引いて、無収入の期間が長いと精神的に辛い

②退職時点で、内定取得できていない場合、「なぜ退職した状態、という“キャリアの空白期間”がある中で転職活動しているのか?」という“企業側からの風当たり”が強くなり、各種選考の通過率が低下する。

①に関しては、私も1回目の転職がこれに該当しました。当時2年半に及ぶ資格試験勉強を終えた後の転職活動だったので、「いつ収入が入ってくるんだろう」という精神的な負担は大きかったです。

②に関しては、職歴上において、企業に所属してない“空白期間”がある場合、“必ず”転職時の面接で質問されます。(空白期間から何年経っていても聞かれます)

企業側としても、「なぜ空白期間があるのか」、「空白期間に何をしていたのか」は気になるようです。

「空白期間の存在」により、書類選考時に印象が悪く、合否に響く可能性は十分あります。

また、面接時にマイナス評価がされる可能性は十分あります。(例 空白期間中に退職していたことが妥当」だったり「転職先の内定取得前での退職がやむを得ない」ことを論理的に述べられなかった場合)

3.現職に対して、退職することを誰から伝える?


結論から言うと、
直接の上司→グループリーダー→部長という形で、下の役職から上の役職の順番で、丁寧に退職を告げてください。

現職に対して退職することを伝える順番は
意外と重要です。

というのも、スムーズに退職の手続が流れないと「時間はかかるし、現職への印象も悪くなるから」です。
(現職への印象が悪くなると、退職時期を延期するよう要求されたケースがあると、私の周りでは聞いたことがあります)


また、無難にすすめたいのであれば、自分の直属の上司が終わるまでは周囲に退職のことを伝えず、直属の上司に対して、同僚や後輩へ「あなたが退職することの公開可否」を確認するのがよいです。(あなたの退職の第一報が、周りの人から部長や上司に伝わるのは、印象が悪いため)

とにかく、役職が下の人から上の人に向かって順番に退職を伝えていきましょう。

4.退職することを伝える面談時の基本姿勢

これは超重要です。

ポイントは、「退職は既に決まった事実」として上司や部長に伝えることです。

これで、現職に対して、退職の決意が固いことを明らかにできます。
(一方で、絶対にやってはいけないのは、「退職するかどうか迷ってる」という伝え方です。理由は後述)

面談開始時には、以下のようにはっきり言ってください。
「退職することを伝えるため、面談を設定しました。転職先は決まっており、◯◯月末の退職を希望しております」
仮に、残留交渉をしてきても「残念ですが、転職先が決まっておりますので、申し訳ありません」と突き返してください。

会社としては、いきなり人が抜けると、埋め合わせが大変なので、「基本的にあなたに残ってもらいたい」と考えてます。よって、残留交渉をさせる余地を与えないのが重要です。

最悪なのは、「退職することを迷ってる」と伝えたり、匂わせたりすることです。
私も最初の会社を退職する際、迷いを匂わせたため、同じ人と3回面談する羽目になりました、、、

残留の可能性がある限り、しつこく面談を仕掛けられますので、心を鬼にして、退職の固い意思を伝えてください!

5.退職を伝える面談時に話すべきこと/話すべきでないこと

これも重要です。

(1)面談中に話すべきこと;ポジティブな退職理由・ポジティブな転職理由、これまでのお礼

→円満退社するには、愚痴や悪口を言ってはダメです。はらわたが煮えくりかえっていても、「新しいチャレンジがしたくなった」に代表されるポジティブな退職理由・転職理由を伝えましょう。

また、これまでお世話になった、ということでたくさんお礼を伝えましょう。


(2)話すべきでないこと:ネガティブな転職理由。これまでの恨み。悪口。
→文字通りですね。
「労働時間が長い」、「正当に評価されない」などなど本音は色々あるでしょう。

ただ、ネガティブな本音を伝えたところで、あなたは退職していなくなってしまいますし、言いすぎると、あなたの悪い評判や噂が業界で流れてしまい、結果あなたが損する可能性も否定できません。

もし、ネガティブな理由を伝えたければ、建設的な提案とセットにするのが吉です。

6.業務引き継ぎ

ここまで来たらあと一息です!

業務の引き継ぎ資料に関しては、あなたが退職して抜けた後に残された人たちのことをよく想像して作ってください。

注意点は以下の通りです。
==
・引き継ぎ資料を作る前か(又は作り始めてすぐに)引き継ぎ対象者とスコープおよび記載レベルについて、認識合わせする。
・資料だけでは、残された人は理解しきれない可能性が高いため、「業務引き継ぎの打ち合わせ」を設定し、引き継ぎ内容を対象者に直接話をする。
==

経験された方は分かると思いますが、退職者の持ってる全ての情報を完璧に引き継ぐことはできません。
最低限、必須となるポイントを押さえた引き継ぎを心がけましょう。

7.まとめ

前提にも記載されていることの繰り返しになりますが、以下を意識してください!

(1)とにかく、安全・確実・迅速に交渉を終え、円満に退社すること
(2)必ず、“次の転職先"の内定を得てから、交渉を始めること

立つ鳥跡を濁さず。

より良い退職手続を行い、転職活動で人生のQOLを高めていきましょう!!

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