転職活動と不動産購入の共通点って何?
みなみです。
ちょうど不動産を購入することが最近ありました。
その時に、
・転職活動と不動産を購入する活動と言うのは共通点がある
・その共通点を基にして、不動産購入で得た知見を、転職活動に転用できるのではないか
と思いました。
こうしたことを踏まえ、今回の記事にしてみました。
それではいきましょう。
1.転職活動と不動産購入の共通点とは?
転職活動と不動産購入の共通点は、
ズバリ、「情報の非対称性がある。」ということにつきます。
それでは、情報の非対称性とは何でしょうか?
つまり、関係する二者の間で情報格差があると言う事ですね。不動産の場合であれば、買い手である我々消費者の保有する情報が、売り手である不動産仲介業者や売主と比較して圧倒的に少ない状況となっております。
転職の場合も同様です。
転職活動の場合は、我々転職希望者が保有する情報と、転職エージェントや転職先企業が保有する情報の間に格差があります。この場合、我々転職希望者のホイッスル情報か、転職エージェントや転職先希望が保有する情報に比べて、圧倒的に少ない状況と言えるでしょう。
情報の非対称性から生まれるものは、
「情報を持っていない側が何らかの損害を被る」
という構図になります。
例えば、不動産であれば、購入者が希望していた条件に合わない不動産を“結果的に”購入してしまうことになるのが最たる例であると言えるでしょう。
転職活動に置き換えると、
転職者が希望している条件に見合わない企業に“結果的に”入社してしまうということが言えるでしょう。
ポイントとしては、「結果的に損害を被る」というところにあります。
不動産にせよ、転職にせよ、人生の中で大きな決断の1つです。毎日起こるようなことではありませんし、その結果いかんによって、人生の満足度が大きく違ってくるものになります。
情報の非対称性から生じる損害は、できるだけ少なくするもしくはなくなる方向に落とし込みするのが理想的と言えるでしょう。
2.不動産購入と転職活動の共通点から、何を目指して行動すればよい?
それでは、情報の非対称性が生じている転職活動や不動産購入について、不動産購入者や転職活動者はどのようにすれば損害をなくせるでしょうか?
ストレートに言ってしまえば、情報の非対称性を埋めるということです。
つまり、「損害を被らないような内容の情報を収集する」と言うことになります。
ただ、「損害を被らないような情報」という言い方で情報収集できるならば、皆迷う事はありませんし、不動産の購入で失敗したり、転職活動をした結果、行きたくない企業に行く人はすぐにいなくなるでしょう。
実際のところ、不動産に関する情報も、転職に関する情報を、あまりに量が多すぎて、何が重要で何が重要でないのか、今何が必要で何が必要でないのかということが全く分かりにくくなっていると思います。
では、どうするのが良いのでしょうか?
最も手軽でお勧めなのは、「何が有用な情報で、何が有用でない情報なのかを見分けることができる経験者またはプロフェッショナルに教えてもらう」ということです。
例えば、不動産の購入であれば、
・賃貸と購入の違い
・家族構成から考えて注意すべき内容
・マンションを買うときの注意点
・一戸建てを買うときの注意点
それぞれに必要な情報必要でない情報と言うものを詳しい人はよく心得ています。
転職活動であれば、
・自己分析のやり方
・転職の軸の設定の仕方
・面接対策のやり方
・内定を受け入れるかどうか
各フェーズで必要な情報、不要な情報は分かれています。これらのフェーズで何が必要で何が不要かを自分で篩い分けするのは難しいので、情報に詳しい人を頼るのは良いでしょう。
では、「いざ誰に頼るか?」ということを考えた場合、不動産仲介業者や転職エージェントよりも、独立した立場の人が良いでしょう。
不動産仲介業者や転職エージェントも相応の知識を持ち合わせていますが、自分の利害関係者に当たりますので、不動産購入希望者や転職希望者の判断に必要十分な情報を流してくれるとは限りません。
ですので、
不動産の場合であれば、仲介を基本的に行わない不動産コンサルタント、
転職の場合であれば、企業への仲介機能を持たないキャリアコンサルタントや元転職エージェント、転職経験者などが候補になるでしょう。
場合によっては、相談料が有料となることもあるかと思います。
しかし、不動産購入や転職活動が失敗に終わって失う時間やお金と比較すると、相談料は全然安いものだと思います。
ご検討ください!
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日のまとめは以下の通りです。
①不動産購入と転職活動の共通点は、情報の非対称性にある。
②不動産の場合であれば、購入者が、転職活動の場合は転職希望者がそれぞれ圧倒的情報的弱者であり、希望しなくても、結果的に損害を被ってしまっているケースがある。
③不動産購入や転職活動で損害を被らないためには、情報の非対称性を埋めるのが1番。そのために、不動産仲介や転職仲介を行う業者ではなく、何が有用な情報で、何が不要な情報かを区別できる「仲介から独立した立場の人」から情報を得るのが吉
④③を実行するために情報取得が有料になったとしても、不動産購入や転職の失敗と比較すると安い買い物である。
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