梅干しパワーで疲れた身体を整える
毎年、お歳暮とお中元の時期になると撮影でお世話になっている食器のリース屋さんからいただく梅干し。
もともとそのままの梅干しを食べるのがちょっぴり苦手で、年二回もらうのを消費するのが間に合わず、実家へ渡していたりしていたのだけれど、今年の夏は暑さからくる疲れもあってか自然と梅干しを食べたい気分に。
体が欲しているときに摂るのはやはり効果抜群なのか、翌日の目覚めが驚くほどスッキリ！
疲れも緩和されて心なしか体も軽やかになった気分。
少し前に読んだ原田マハさんのエッセイにも梅干しのはなしが書かれていて、うんうんとうなずきながら読んでいたのでご紹介。
梅干し。あの小さなくれないの一粒に秘められた底知れないパワー。しょっぱくてすっぱいあの保存食に、救われた体験をもつ日本人は私ばかりではあるまい。
と梅干しパワーについてつらつら綴られているのだけれど、梅干し効果を直に感じた経験を重ねて、より一層「そうだよね〜」と強く共感するのであった。
お歳暮でいただいた梅干しに添えられていた説明書きによると、梅干しはアルカリ性の食品なんだそう。
お肉や砂糖、白米、パンなど現代の食卓に多く並ぶ食品は酸性のものも多く、どちらもバランスよく摂ることが大切で、梅干しは一日一粒で充分間に合う効能があるんだとか（梅干しすごい…！）。
ちなみに梅は昔から「三毒を断つ」といわれているらしい。食物の毒・血液の毒・水の毒から守ってくれる、といわれてきたとか。まことに頼もしい一粒なのだ。
三毒を断つともいわれているとは…小さな一粒に秘められたパワーに驚かされる。
そんな梅干しのパワーを実感してからは朝お粥に入れて食べたり、炒め物に入れてさっぱりと仕上げたり、お味噌汁に一粒ぽとんと落としたりと、毎日はなかなか難しいけれど今までと比べたらぐんと梅干しを食べる頻度があがってきた。
私がやっている梅干しの食べ方は、即席「梅干しスープ」を作ることである。カップ一杯の白湯に梅干しを一粒、投入する。梅干しをスプーンでつつき、果肉を溶いて、スープの出来上がり。これが簡単でとてもおいしい。何よりほっとする。
原田マハさんの、気軽に食べられるこんなスープも。今度やってみよう。
やっぱり梅干しを食べているとなんだか身体の疲れ方が軽くなっている感じ。
この頼もしい梅干しパワーを借りつつ、年末の慌ただしさも軽やかに乗り越えていきたいな。
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