屋外用ウィールを買い替えてみた
最近、近所にローラースケート・サークルを見つけた。週に1~2度みんなで集まって、音楽をかけながら、ただただ自由に楽しく滑る、初心者から上級者まで誰でも参加できるサークルだ。入ってみると、私が普段通っているローラースケートのクラブのメンバーもすでに数人参加していることが分かった。さらに、海のそばに最近できたローラースケート店の店員さんたちまでいるではないか。早速、店員さんたちと仲良くなってウィールについて相談してみた。
私がこれまで屋外で使っていたのは、モクシのガミー(Moxi Gummy)という透明なウィールだ。デザインはかわいくて気に入っているのだけど、これがどうも滑りにくい。おかげで昨年のロックダウンの間も、何度か屋外で滑ってみたのだが、いまいち楽しめないままだった。
ずっと、屋外が苦手なのは、私自身がラフな地面で滑ることに慣れていないからだろうと思っていた。でもこのサークルが使っている、平らで滑りやすい屋外ネットボールコートで初めて滑ってみると、これは地面のせいじゃないな、と気づいた。ウィールのせいかも。
最初からMoxiを履いてローラースケートを始めた人には何の問題もないのかもしれないが、私はアーティスティック・ローラースケートの小さめのウィールに慣れているので、あのMoxiガミーの大きなウィール(65mm)がどうも苦手なようなのだ。まっすぐ進むだけならいいのだけれど、ちょっと何かをしようと思うとウィールが大きい分小回りがきかないし、コントロールがうまくできない。しかも不器用なので、サイズの違うウィールで滑るという感覚の切り替えができなくて、とにかく気持ち悪いのだ。両足ならまだしも、片足ではエッジにものりにくい。Moxiガミーはリップ(端)が丸いからだと思う。幅が厚いのも、安定感はあるのだがどうも動かしにくい感じ。
そこで、普段アーティスティックで使っているのと同じ57mmの大きさで、かわいいウィールってないかな?とサークルで知り合った店員さんに聞いてみた。そしてその店員さんが選んでくれたのが、こちら。
レーダー(Radar)のエナジー・ウィールで、色はクリアブルー。Moxiのガミーのデザインが好きなら、これがいいのでは?とのこと。YES!めっちゃ好みです!ウィールの柔らかさも78Aと、Moxiのガミーと一緒だし。しかも、こちらはリップがスクエア型。幅も私が普段使っているRoll-lineのGiottoと同じ31㎜で太すぎない。私は直径が57㎜のウィールにしてもらったが、他に62、65㎜もあるそうだ。
このレーダーというのは、あのアメリカのライデル社(Riedell)のブランドの1つで、かなりかわいい色のウィールやグッズが多い。私も以前から、レーダーのウィールを入れておくケース、ウィーリーバッグを愛用していた(上の写真の左上のもの。今までグレーを愛用していたのだが、今回ウィールと一緒にブルーも購入してしまった♪)。実はMoxiも、ライデル系列のブランドだ。このレーダーのウィールも、ガミーな柔らかい質感がMoxiによく似ているので、もしかしたら同じ素材で作られているのかも?
↑これが
↓こうなった
新しいウィールをつけて、靴ひもの色も変えて、トウストップの高さを調整して、完成!
そして昨日、ウキウキしながら、この新しいウィールでサークルに参加してきた。
やっぱり、履きなれたサイズのウィールは滑りやすさが全然違う!
もちろん、初めてのウィール+ベアリングなので、慣れるまでには少々時間がかかった。それでも2時間たっぷり自由に滑ったら、屋外のコンクリ地面で初めて思い通りに滑れるようになってきた。
というわけで、屋外で気持ちよく滑れるようになってきたし、新しいサークルでローラースケート仲間も増えたし。ローラースケートって、やっぱり楽しいなー。
追記:Moxiはストリートで楽しむ女性たちに最も人気のあるローラースケート靴&ウィールの1つ。私には合わなかったが、ウィールそのものはとても良いと思う。ウィールが大きい分、長距離も楽だし、1回のプッシュでスピードも出やすく、路面の小さな障害物も乗り越えやすい。そして、なんといってもお洒落なデザインばかり。
追記その2:ツイッターでユリリンさんがMoxiのウィールを「お散歩用」と表現していた。まさにその通りだと思う。まっすぐ進んで、カーブで曲がる程度のお散歩にはとても良い。でもちょっと何かしようと思うと、コントロールしにくいのかも。本当は、ユリリンさんが言っていたように硬さももうちょっと硬いウィールを選んだ方がレスポンスが良くなると思うのだが、私は公園の歩道やアスファルトなどの悪路が苦手なので(砂利や小枝にカツーンとあたって転ぶの怖い!)、屋外用の柔らかさは78Aがいいかも。
ユリリンさんのローラースケート情報いっぱいのウェブサイトもすごく良いのでお勧め。
追記その3:Raderのエナジー・ウィールの3種類の大きさの違いをレビューしている動画があった。
↑ Simon Slays 55のブリアナによる動画。彼女は一番大きい65㎜がお気に入りらしい。どんな地面でも安定しているし、長時間滑っても疲れにくいから、とのこと。特に彼女のように体の大きい人には、安定感のある大きいウィールの方がお勧めだそうだ。それでも、彼女もアーティスティックのような動きにはやはり57㎜がいいという意見だった。ウィールの端は、57㎜だけスクエア型で、62㎜、65㎜はラウンド型になるらしい。どおりで、このウィールを検索していると両方の形があるわけだ!写真の撮り方というかアングルによってラウンドっぽく見えたりするのかな?それとも色によって違うのかな?と不思議に思っていたが、そういうことか。
ツイッターでもつぶやいています。