バックからフォアへのトランジション(アウトサイド)
前回のモホークターンを続けて練習しようと思うと、一度ターンが終わったら、バックの態勢からまたフォアに戻らなければならない。私はずっと適当に踏みかえる感じでこの動作をしていたのだけれど、ある日コーチに「ものすごい適当に自己流でやってるね(笑)」と笑われて、ちゃんとしたトランジションを教えてもらった。
このトランジション、たいした技でもないからか、動画が少ない。でも私のようなおばさんが、教えてもらってすぐにさくっと美しくできる動きでもないのだ。
バックのアウトサイドのクローズドモホークができるようになるまでは、このトランジションで繋いでいくと良い。
↑ ローラーダービーの人が説明している、バックからフォアへのトランジション(英語)。基本的な動きはこの通りで、とても分かりやすい動画。
動画で言われているのは、動画に沿って説明すると
・バックで滑り、右足に体重をのせる
・腰をひらいて、ひねらず体とスクエアにしたまま上体と一緒に回す
・左足に体重をのせたら、右足を少しひねり戻して、普通のフォアの時と同じように地面をプッシュ
・回転後は体幹をしっかりと意識して、体がぐにゃっと回転の動きに流れされないように
・常に膝を曲げておくこと
なるほど。
でも、すごく良い動画なのだけれど、アーティスティックでは最後にフリーレッグを伸ばし続けて、もうちょっと見た目の美しさを大事にする感じなのだよなぁ。それにどちらの足も、もっとアウトエッジに乗って滑らなければならないし。
良い動画が見つからない場合はいつもアイススケートで探してみるが、どうやらアイススケートでもこの動きを説明した動画は少ないみたいだ。だけど、さすがアイスの人たち。やっぱり良いのがあった。
↑ 動画のタイトルから分かるように、この動きはアメリカのフィギュアスケートで使われているベーシックスキルの7Bにカテゴリーされたエレメントの1つ、ということらしい。英語だけれど、言葉はかなりシンプルに説明しているので分かりやすいと思う。
・バックのアウトサイド(右)に乗って、サークルを滑る
・左腕と左足を伸ばす(後方へ)
・両方の足を一緒の位置に持ってくる(左足を浮かせたまま近づける)
・そしてフォアのアウトサイド(左)に乗ってプッシュ
このジェナ先生は、いつも動画の最後に「Like that!(こんな風にね!)」と言って締めくくる。その言い方が、ものすごくかわいらしいんだけど、「簡単でしょ!」と言っているような気もして、割と憎たらしい。
このトランジションがスムーズにできるようになると、モホークターンを連続で美しく滑れるようになる。
前回のモホークターンで紹介したこの動画の最後の方にも、トランジションを挟んだ連続のモホークが出てくる。
フォアのオープンモホーク、そしてこのトランジッションができるようになったら、次はこのトランジッションの代わりにバックのクローズドモホークでフォアに切り替える方法を練習する。
追記:フォアを踏み出す時に、どうもアウトに乗りにくいな、とずっと思っていたら。今日、コーチに「もっと背中側に体を傾けるようにやってごらん」と言われてやってみたら、右バックのアウトサイド→左フォアのアウトサイドで円を描く感覚がすっと楽になった。
もう1つ、今この2つの動画を見て気づいたのだが、バックで滑っていた方の足は、もっとフォアで踏み出す瞬間にひねり戻しておけば踏み出しやすいんだな、なるほど。ひねるというか、アウト→アウトできっちり円周を描くイメージではなく、ジェナの動画のように、軌跡を3にしてしまえばいいのかもしれない。
追記その2:フォアを踏み出す時に、もっと膝を開いておくとアウトに乗りやすいよ、とレッスンで言われた。(バックの右アウトの場合)踏み出す前に左足を軸足に近付けるが、その時に両膝を同じ方向に向けるのではなく、左膝を90度くらい開いてからフォアで踏み出す。
ツイッターでもローラースケートについてつぶやいています。