桑田佳祐が考える「ボーカリスト特有の性格」から学ぶ『人を惹きつける魅力』とは?①
サザンオールスターズの桑田佳祐さんが先日のラジオでこんなことを言っていました。
と、サザンオールスターズのメンバーでドラムの松田弘、ベースの関口和之、ソロなどでサポートメンバーを務めるバイオリニストの金原千恵子らの性格を具体例に挙げ、桑田さん自身の考えを説明した。
そして、ボーカリストは?と聞かれると
と、桑田さんらしいユーモアと人間味の溢れたコメントでした。
直後に「そういう人たちばっかりじゃないです」と、あくまで自分の場合は、とフォローはしつつも、桑田さん自身が考える桑田さんの性格がよくわかる発言でした。
桑田佳祐の人を惹きつける魅力は、アーティストや作曲家としての才能もさることながら、ライブなどのパフォーマンスで垣間見られる気取らない、茶目っ気に溢れた面にもあると思う。
サザンのライブのクライマックス(オチ?)では、ほぼ必ず自らハゲヅラを被って会場を盛り上げる。
2018年平成最後のNHK紅白歌合戦では、オオトリという大舞台で勝手にシンドバッドを歌唱後に「ユーミン!」「ウッチャン!」「(櫻井)翔ちゃん!」「(広瀬)すずちゃん最高!」「(北島)サブちゃんさすが!」からの最後は花吹雪の発射と同時にズッコケ、と世間でも話題になったが、このパフォーマンスこそまさに『おっちょこちょい』そのものである。
そのルーツには、クレージーキャッツや植木等らを昔テレビで見て育った昭和の『おっちょこちょい世代』であることが影響していると、過去のラジオで度々桑田さん自身が語っている。
一方で、桑田さんは、自身が緊張するタイプであるともよく発言している。
デビューして40年以上経った今でも、ライブやテレビ収録の前には緊張するのだそうだ。
出演前には緊張しているのに、いざパフォーマンスとなると紅白歌合戦のように大暴れする。まさに冒頭の発言の「『よせよムリムリムリ』とか言いながら歌ってんのよ、気づくと。おっちょこちょい!」の通りである。
本番前には緊張しているのに、いざ本番になるとあれだけのパフォーマンスをついついやってしまうというのは、凡人には敵わないまさに狂気でもある。
〜②に続く〜