英語勉強約1年でオンラインのアメリカの大学UOPに入学した話
まずは報告。
アメリカのカリフォルニアのオンライン大学University of the Peopleに入学が決定しました。
授業はすべて英語で行われるアメリカの大学卒業の学位がもらえるオンライン大学です。
この一年ほど、英語で海外大学での学位を取得するために道を模索していましたが、紆余曲折あり、結果オンライン大学におさまりました。
この入学のためには英語で英検準1級程度のレベルをクリアしないといけません。それを下回る場合は、このオンライン大学なら本科の授業を始める前に英語のコース(ESL)を受けることもできますが、それを受けるにも時間がかかるし、最終的にはそのレベルに達しないといけないので、できる限り独学で英語を終わらせて入ることを前提に考えました。
結果、Duolingo English testで規定ラインを超えたので、英語のコース無しで入学できました。
海外大学を目指した経緯
海外大学を目指した経緯は、
まず1つ目は私が高卒・専門学校卒という学歴で、大学で学びたいという気持ちがあったからです。
元々親の事情諸々で家出しているので、金銭的にもカツカツだったし、精神的にも鬱状態で働いても他人に迷惑かけてばかりのやばい奴だったので、当時は頑張っても無理だったと思います。
2つ目は、英語ができればIT関係やその他の有益な情報をたくさん読むことができるし、いい加減英語できるようになりたいというコンプレックスです。
英語って大学に向けて受験勉強しただけだとTOEICも400点台以下だったりします。あと、読むことはできても話せないし、何言ってるのか半分もわからない。英語話せる人に対するモヤモヤしたコンプレックスをたまに英語ができる人に会うと刺激されてしまうので「このままコンプレックスを抱えた大人になりたくない!(もう大人だけど)」と思いました。
3つ目は、日本がこの先も経済的停滞が続きそうだし、海外で働ける選択肢があればいいなと思ったからです。
割と今の日本の経済停滞具合をアピールしたニュースって多いと思います。
政治も全然経済対策下手くそだし、税金は上がり続けている上に消費税も10%からさらに上げようという意向があるそうです。円安も話題になりましたし、日本に居るつもりでも、そうでなくても、選択肢があるに越したことはないと思いますし、今ならリモートで仕事をするということも考えられます。
4つ目は、IT関連の仕事をしていますが、知っての通り高卒同然からの独学なので、もっと知識的にも技術的にも先端のことを理解したいし、セキュリティのような高度な内容もITそのものが英語圏で優勢なので、進んだ情報が得られそうだと思いました。
少なくとも周辺の内容を英語で学んでいれば、自分で調べる場合でも理解が早いと思います。
独学で英語がなんとかなった
『一人で教科書を読んで一人で黙々と勉強・・・』ができたらもっと早く英語の目標点まで到達していたかもしれません。
私の場合はとにかく集中力がなく、あんまり長時間集中することができなかったので、1日に集中して英語に取り組めていた時間はよくわかりません。
実質1日3,4時間くらい集中してるのと変わらないくらいの勉強時間を使って英語のテキストを読んだり、英語の本の一部を読んだりしました。
勉強始める前の私の英語は文法理解しても、どうやって話すのかわからない感じで、部品はいろいろコレクションしてあるが、何も作れない人って感じでした。
20代前半のいつ頃かに受けたTOEICは200点台でしたし、英語で授業を受けるなんて正直無謀に思えました。
英語学習に関する情報はできるだけ現実味を感じられるようにTwitterから収集しました。英語講師や英語のサイトの人たちだけを見てしまうと「自分とは違う遠い人たちだ」と思えてきて自分にはできない・・・と思う可能性があるからです。
Twitterで英語の先生たちや英語に関することを呟いているアカウントがあったり、同じように英語の勉強に取り組んでいる人たちもたくさんいたので、そこで英語のわからないところや、英語をどうやって勉強しているのかなど情報を得ることができました。
Twitterのスペースを利用して同じ教材を使って訳す練習をしたり、文法や発音、意味の解釈などを質問しあったり、教えてもらったりして、始めて4ヶ月ほどでTOEIC 540点が出ました。
そこから2ヶ月後の英検準一級の試験をすべてPCで完結するタイプの受験方法で点数が少し足らず不合格になりました。
その頃はリスニングで困っていたのに、リスニングが一番よくて謎に思いましたが、単に過去問を真剣にやらなかったのが問題だと思います。
PCの画面を見ながら文章問題を解くのでテスト用紙と違って見づらいし、印は付けられるものの集中しづらいです。パソコンの画面の英語長文を読むのがしんどいと思う人はあんまり向いていないと思います。
でも、英検以外にもPC完結のテストはいくらかあるし、最終的に受けたDuolingoもそうです。
ちょっと自分の本来の実力からは落ちる覚悟でPC完結の試験を受けないと思った点数が出ないと思いました。
ちなみにここでは詳しくは英語テストの結果について書きませんが、Duolingoテストは総合点100点が出たのでオンライン大学に申し込むことができました。
オンライン大学UOPについて
この大学への入学者がコロナで留学を諦めたり、スキルアップや学歴のためなど様々な理由で増えたので、検索すればいろんなところで情報を得られると思います。
海外のオンライン大学を選ぶメリットは、
1、英語を使って勉強する環境に身を置けること
2、海外の学位を取れる
3、海外大学に編入や院に入学しやすい(日本の大学から単位移行するより)
ということだと思います。
放送大学も悪くありませんが、やはり日本の大学受験の激化もあって入学に対して受験の必要がない放送大学は、一般の大学とは違って大卒扱いしてもらいにくい風潮を感じますし、今はラジオやテレビではなくインターネットで配信しているとはいえ、なんか授業内容が全体的に古臭い感じがするというのもあります。
UOPはいろんな地域からオンラインで学生が集まるのと、英語話者がたくさんいるので生の英語で勉強できるし、留学しなければ英語を勉強できないって諦めかけの人には嬉しいことだと思います。
今のところデメリットは
1、学部が経営学部・健康科学部・コンピューターサイエンス学部の3つだけ
2、オンラインだけど結構勉強量が重い
3、現地に行かないのでモチベーションや学習の維持が難しい
ということです。
放送大学と同じように卒業まで猶予があります。
2年までの基礎教養を準学士と言いますが、その単位卒業に5年まで。
4年の学士取得までに10年猶予があります。
放送大学が卒業まで8年だった記憶なのでちょっと長いか同じくらいの期間で卒業ということになります。
さいごに
とにかく「英語ができない〜!!」と思いながら約11ヶ月取り組んでいたので、英語のクラス免除で入学できてほっとしました。
このオンライン大学も英語の規定さえクリアすれば入れるので、受験勉強を頑張れない社会人でも何とかなる程度の難易度かなと思いますし、英検準一級に合格していれば入学できるので、簡単な人には簡単だと思います。
今後、仕事をしながら勉強を続けることになるので、どうなるのかやや心配もありますが、戦争のことなどもあるし、日本はやはり比較的安全ではあるので、勉強して未来の視野も選択肢も広がることを願います。