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Photo by
iccyan
タイで地元民と共に祈った話。
数年前、
タイの寺院に行った時の事です。
寺院内は撮影禁止。
目の前に
大きな仏像が置かれ
地元のタイ人だけが入れる
拝所区域がありました。
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世界中の観光客が通り過ぎる中
タイ人たちは手を合わせ
ずーっと仏像に祈っている。
へ~、と思い
私も、タイ人たちしか入れない
拝所の後ろに座り
手を合わせ、祈っていました。
しばらく、ジーッと祈っていると
肩を叩かれ
パッと見上げると
怖い顔をしていた警備員のおじさんが
ニコニコと私を見ています。
え?と思っていると
中に入れと
ジェスチャーで示してくれます。
わ~お!と私は嬉しくなり
地元の人々に混じり
拝所区域で仏壇に
祈りを捧げました。
その時、
見えていたイメージが
次々現れる仏様の手でした。
西遊記に
超絶巨大な仏様が出て来ますが
その位大きいであろう
仏様の手が
進む方向、進む方向に
ひゅっ、ひゅっと現れて
手のひらの上に乗せてくれ
落ちそうで落ちないのです。
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道があって、
そこを進んでいる訳ではなく
行ことする方向は常に空中で
でも、後ろから
次々手が現れるから落ちない
とか、そんなニュアンスでした。
で、そのビジョンに感動し
涙がぶわ~と溢れそうになり
不思議な事に
合わせている手の甲が
太陽を当てられているかのように
ジーンと温かかったのを思い出します。
道があるから行ける
場合もあるでしょうが
道はないけど行くと決める
すると、次々助けられ
落ちる事はない
みたいな風に進んでいく事も
あるのかもしれませんね。
できるかわからないけどやる事で
助けられていたと
気づくかもしれませんよ。
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