あそびのじかん|東京都現代美術館
2019/9/29
これは絶対に行かなきゃと思っていた、展示会。
やっぱり参加型の展示方法が好きだし、少しジョーク混じりのものが好きだなあ。
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開発好明《受験の壁》
日常の風景や出来事、人々とのコミュニケーションなどを題材に、インスタレーションやパフォーマンス、ワークショップを行っている。
あ〜〜シンプルだけどインパクトがあって、いいなあ。
受験戦争のプレッシャーって、結局は家族な時が多いんだよなあ。
そして、受験戦争の壁をくぐると、迷路が待ち構えていた。
え〜〜、やっと受験が終わったと思ったのに、まだ壁にはたくさんの問題が、、、、、、
WSで一般の人が問題を壁に落書きをしたみたいで、迷路の最後には答えも書いていて、なんか愛おしかったなあ。
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野村和弘《笑う祭壇》
イヤリング、女性の靴などペアになったものの片方や、服から取れたボタンなど、機能から外れた日用品をモチーフにする野村和弘。出品作《笑う祭壇》は、台座に向かってボタンを投げ、見事のせることができたら「成功」となる参加型の作品。「失敗」した色とりどりのボタンは床に散らばり、積みかさなり、刻一刻と姿を変える絵画となります。
めちゃくちゃみんな真剣に投げてて、面白かったなあ。
こうゆう石投げ的な単純な遊びって、大人になったらしなくなるけど、こうゆう無になって、これが成功したら何かになる訳でもないのに、真剣に一つのことに集中してる時間好きだなあ。
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ハンバーグ隊《Jim'Oldによる新作のためのイメージドローイング》
ハンバーグ隊は現在13人のバーグ隊員+バーグAIとFMバーグラジオからなるONLINE MEETING GROUP。
SNSのグループチャットを遊び場に、誤解やすれ違いを楽しみながら一見脈絡のないやり取りの中から∞のキーワードを引き出し、編集したり破壊したりを繰り返して作品を展開します。
これ一番好きだっなあ。
ロデオに乗ったRGBそれぞれのプロジェクターが、揺れながら壁に投影するってゆう。
投影するコンテンツの中身が動いているのを私たちはいつも楽しんでいるけど、投影するプロジェクター自体が動き始めたら、、、
それをロデオに乗せるってゆうところもシュールで最高だったなあ。
あとSNSのグループチャットでの会話から、作品を生み出しているってところも気になりすぎる。
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タノタイガ《タノニマス》
身の回りにある記号や媒体が持つ力に着目した表現で、社会のシステムや価値観に切り込むタノタイガ。本展では作家の顔のお面が壁一面にズラリと並ぶ《タノニマス》を展示。無表情で画一的な顔たちが来場者によって思い思いにデコレーションされることで、多様性を獲得していく参加型作品です。
これはもういろんな捉え方がありすぎて、答えなんてないんだろうけど、、
全く同じお面に、それぞれがデコレーションを加えていく。
そのデコレーションによって、お面の人物の内面まで変化して、人格を作り出していく。
そのお面をデコった人たちそれぞれは違う経験をして、違う時間を過ごしてきたから、それぞれが作り出す人格は、それぞれ変わっていて、、、全く同じお面は存在しない、、
考え出したら、無限ループにはまってしまいそう、、、、、
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TOLTA《ポジティブな呪いのつみき》
2006年に結成し、「言葉」との関わりを軸にしたインスタレーション、パフォーマンスを制作しているヴァーバル・アート・ユニットTOLTA。言葉が書かれたつみきを自由に組み合わせることで、奇妙な文章を作って遊べる参加型作品《ポジティブな呪いのつみき》をアップデートして展示するほか、新作も発表予定です。
これはよくありそうなんだけど、楽しかったなあ。
そして、久々に短歌書きたくなったなあ。
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うしお《不如意の儀》のためのドローイング
ゲームや遊戯で用いられる道具やルール、言葉、イメージ、物語を多用し、再構成する手法で作品制作をしているうしお。本展では選択肢によってエンディングが複数存在するゲームに着想を得た新作インスタレーションを発表します。分岐点を進むごとに、日常と遊び、美術がひもづけられた異なる体験が来場者を待っています。
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そして最後には、みんなでアウトプット。
こども向けの展示として最後まで、まとまっていてよかったなあ。
あと「ずっとたのしくておわるとさみしくなっちゃうようなあそびをしたいよ」ってめちゃくちゃ明言だった。
おわり
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